株式会社GRIPSが魅力的なカメラキットを発表
千葉県流山市に本社を構える株式会社GRIPSは、最近、デスクトップロボットDobotMagicianおよびMG400用に、コストパフォーマンスの高いカメラキットの販売を開始しました。この新製品は、Python環境での制御に対応しており、手軽にロボットビジョンシステムを構築することができます。
多様なカメラキットの特長
新たに販売されたカメラキットは、定置型と手先型の2つのタイプが存在します。定置型は汎用性が高く、ロボットとの相対位置を自由に調整可能です。一方、手先型は、DobotMagician専用の吸盤型エンドエフェクタ(SuctionCup)と接続されており、組立不要で簡単に使用開始することができます。
このカメラキットを導入すれば、小規模ながら効果的なロボットビジョンシステムを構築可能で、Magicianを活用した場合は約30万円、MG400の場合は約60万円からそのシステムを作ることができます。すでにロボットを導入されているユーザーには、カメラユニットのみの販売も行われています。
コストダウンと技術進化
従来のロボットビジョンシステムは、導入コストが高いため手が出しにくいものでしたが、GRIPSはオープンソース技術を活用し、短期間で経済的なビジョンシステムの構築が可能になりました。この新カメラキットは、トライアルやProof of Concept(POC)プロジェクトでも最大限に活用されることを目的としています。
さらに、用途に応じてシステムを柔軟にアップグレードすることができるため、GRIPSは顧客のニーズに最適なシステム提案を行います。オープンソースソフトウェアのPythonやOpenCV環境を基にアプリケーション開発が可能であり、ユーザー登録をすることでサンプルコードが提供されるため、独自のアプリケーション開発の一歩を踏み出せます。
学術的応用も視野に
今回のカメラキットは、特定の顧客に向けた販売において既に実績がありますが、最近のニーズの高まりにより、DobotMagicianおよびMG400の幅広いユーザーに向けて正式に販売が開始されました。生産工程における簡易的なビジョンシステムの構築だけでなく、ロボットプログラミングの教材として学術機関や研究施設でも利用が進んでいます。
GRIPSの将来展望
GRIPSは今後も、ロボット技術とオープンソース技術を組み合わせたコストパフォーマンスに優れた製品やシステムの提案に尽力する予定です。また、比較的小規模な自動化工程やラボラトリーオートメーション、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展にも寄与していく考えです。
カメラキットに関する詳細な情報は、GRIPSの公式ウェブサイトで確認できます。今後の動向にもぜひご注目ください。
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