HIROTSUバイオサイエンスが提供する新しいがん検査
株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:広津崇亮)は、画期的な線虫を用いたがん検査「N-NOSE」の検体提出方法を刷新することに成功しました。この新しい方法により、受検者は冷蔵輸送が不要となり、全国のポストから簡単に検体を投函できるようになります。
新提出方法のメリット
従来、このがん検査はチルドゆうパックを利用する必要がありましたが、今回の技術革新により、常温での輸送(特許出願中)が可能となりました。この変更により、地理的な制約や時間的なハードルを気にせず、多くの人々が自宅から手軽にがん検査を受けられる環境が整いました。このことは、がんリスクの早期発見に向けた大きな一歩となります。
東京ガーデンテラス 紀尾井カンファレンスで行われた『N-NOSE ポスト投函で全身がん検査が可能に!便利な新提出サービス』の発表会では、広津社長が新サービスの概要を説明し、特別ゲストの俳優風間トオルさんが、自身のがん闘病経験と早期発見の重要性について語り、多くの方々に関心を呼び起こしました。
簡単に受けられるがん検査
「N-NOSE」は、1回の検査で全身の23種のがんリスクを調べられる唯一のサービスです。この画期的な検査は、病院に足を運ぶことなく、自宅で尿を採取し、郵送するだけで結果が得られます。この方法により、がんの一次スクリーニング検査がより多くの人々に受け入れられ、定期的に身体をチェックする新しい生活習慣が形成されることが期待されています。
あたなの健康を守るため、がんが「特別」なものではなく、当たり前に気づける社会を作りたい。HIROTSUバイオサイエンスは、このような強い想いを持っています。
地域ごとのがん死亡率の不均衡
厚生労働省のデータによると、日本ではがんが死因の第1位を占めており、全国では死亡者の25.6%ががんによるものです。しかし、地域によってがんの死亡率には大きな差が存在します。特に東北や北海道、四国では高い死亡率を記録しており、検診の機会が限られることで、がん検査を受けることが難しいとされています。このような地域では、N-NOSEのポスト投函という手段が役立つでしょう。
実際に、がん死亡率の高い地域でもN-NOSEの利用が増加しており、検査受診が少なかった層へのアプローチが強化されています。このことは、がん検査の公平な環境を整備する上で重要な意義を持ちます。
技術の信頼性とは
N-NOSEの技術は、線虫という生物の嗅覚を利用しています。線虫は、犬に匹敵するほどの嗅覚を持つため、人間の尿中に含まれるがん特有の匂いを感知することが可能です。この新しい検査法は、10年以上の研究と臨床試験を経て、信頼性を確保しました。
現在、国内外の研究機関や医療機関とも連携を進め、世界的な学術誌への論文掲載や国際学会での発表が行われています。これにより、N-NOSEの技術は他機関からも高く評価されているのです。
N-NOSEの概要
N-NOSEの特徴は、少量の尿を使って全身の23種のがんリスクを一度に調べることができる点です。これまでに80万件を超える検査実績があり、企業への導入も進んでいます。検査は痛みがなく、誰でも簡単に受けられ、経済的な価格設定がなされているため、個人だけでなく企業や自治体でも急速に普及しています。
まとめ
IHROTSUバイオサイエンスは、がん検査の技術革新を通じて、より多くの人々が健康を維持できる社会の構築を目指しています。今後も新しい健康習慣として、N-NOSEが広く利用されることを期待されています。