ヤンマーグループ、アフリカビジネス交流の新たなステージへ
2025年8月、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、「TICAD Business Expo&Conference」が開催される。このイベントは、アフリカ開発会議(TICAD9)の一環として行われ、アフリカ諸国のリーダーやビジネス関係者を対象に日本企業の技術や商品をアピールする場だ。ヤンマーホールディングスのグループ companies、ヤンマーアグリ株式会社およびヤンマーエネルギーシステム株式会社が、この注目のイベントに初めて出展することになった。
ヤンマーの出展内容
ヤンマーブースは「Japan Fair」に参加し、なんと190社以上の日本企業が一堂に集まる中でその存在感を示すこととなる。ブースでは、ヤンマーグループのHIMOINSAが製造する可搬式バッテリーシステム「EHR」と、汎用コンバイン「YH700」を展示予定だ。これにより、アフリカ市場における最新の技術を紹介し、顧客からの関心を引き寄せることを狙っている。
また、8月21日にはヤンマーアグリの社長、所司ケマルがイベントステージに登壇し、西アフリカにおける農業機械化についての取り組みを語る。彼のプレゼンテーションは、ヤンマーがアフリカにおける農業発展にどのように寄与しているかを知る貴重な機会といえるだろう。
アフリカ市場への積極的な取り組み
ヤンマーはアフリカ市場でのビジネスを拡大している。2025年5月には、コートジボワールにある代理店ATCComafriqueとの間で、農業発展に向けた協業に合意した。この合意は、現地の農業をさらに発展させるための重要な一歩だといえる。また、HIMOINSAもアフリカに4つの現地法人を設立し、代理店を展開している。今後も、ヤンマーはこの地域の農業やその他の産業に対して、さまざまなソリューションを提供していく予定だ。
出展概要とイベントステージの詳細
「TICAD Business Expo&Conference」の出展概要は次の通りだ。
- - 名称: TICAD Business Expo & Conference
- - 会期: 2025年8月20日(水)~22日(金)
- - 会場: パシフィコ横浜ホールB・C
- - ヤンマーブース位置: A30
- - 主催: 日本貿易振興機構
- - 共催: アフリカビジネス協議会
- - 後援: 経済産業省、外務省
イベントステージでは、以下のセッションが予定されている。
- - ヤンマーアグリ主催「Yanmarの西アフリカにおける農業機械化推進活動について」
日時: 8月21日(木)13:00~13:45
場所: イベントステージStage C
- - ジェトロ主催「トルコと日本企業のアフリカ・第三国ビジネス連携の今」
日時: 8月22日(金)12:30~13:15
場所: イベントステージStage B
このイベントにより、ヤンマーグループはアフリカ市場における新たなビジネスチャンスを掴み取る目標を掲げている。アフリカの農業機械化の推進や、持続可能な未来を実現するための真摯な取り組みが今後も期待される。
ヤンマーの理念と企業背景
ヤンマーは1912年に大阪で創業し、業界のパイオニアとして知られる企業だ。特に、1933年には世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した。その後も「大地」「海」「都市」の各分野でエンジンを中心に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムを展開している。また、環境負荷フリー、GHGフリーを目指した事業展開を行っており、未来を育むという理念のもと、持続可能な社会の実現に貢献する企業である。詳しくは、
ヤンマーのウェブサイトを御覧ください。