富士ソフトと日本マイクロソフト、医療向けクラウドサービスを強化
富士ソフト株式会社は、2024年10月16日(水)に日本マイクロソフト株式会社と協力し、医療機関向けのクラウドサービスセキュリティリファレンスを改訂しました。この改訂は、厚生労働省、経済産業省、総務省の3省から発行された「3省2ガイドライン」に対応する内容となっており、医療業界におけるセキュリティの強化を目的としています。
医療業界におけるサイバーリスクの現状
近年、医療業界に対するサイバー攻撃が急増しています。高度な攻撃手法が頻繁に使用され、医療情報を扱うシステムは特に狙われやすい状況です。このため、医療情報の取り扱いには最新の注意が必要となり、政府が定めたガイドラインに基づく対応が求められています。
3省2ガイドラインの重要性と富士ソフトの役割
2021年に発行された「3省2ガイドライン」は、医療情報システムのセキュリティに関する要求を明示しています。このガイドラインの改訂が随時行われ、クラウドサービス事業者も対応が必要とされています。富士ソフトは、このガイドラインにおけるSIerとしての専門知識を活かし、医療情報システムメーカーに対して具体的な対応策を示しています。
富士ソフトの新たなサービス提供
富士ソフトは2023年に、3省2ガイドライン対応支援コンサルティングサービスを開始し、これまでに多くの医療情報システムメーカーに利用されています。このサービスでは、ガイドラインに必要な文書作成からひな形文書の提供、さらにはコンサルティングまで、幅広いサポートが行われています。こうした取り組みにより、医療業界全体のセキュリティ向上に貢献しています。
未来に向けての取り組み
医療情報システムの発展には、クラウドの活用が不可欠です。しかし、同時にセキュリティも十分に確保する必要があります。富士ソフトはました、医療機関向けのクラウドサービスのセキュリティリファレンスを通じて、品質の高いサービスを提供し続けます。その結果、医療業界における安全性向上に寄与していく方針です。
日本マイクロソフトとの連携
日本マイクロソフトの業務執行役員、パブリックセクター事業本部ヘルスケア統括本部長の大山訓弘様は、新リファレンスの公開を喜びとし、医療業界におけるサイバー攻撃の脅威を受けて本リファレンスが重要な役割を果たすことを強調しています。このように、両社の連携が医療業界の発展に寄与することが期待されています。
結論
富士ソフトは、政府のガイドラインに応じた確かなサービスを提供し、医療業界におけるサイバー攻撃への備えを強化しています。今後も、医療の質を向上させるために、日本マイクロソフトとともに、よりいっそうの努力を続けていくことでしょう。医療関連サービスにおけるさらなる進化が期待されます。