バレリーナ物語の新たな章が始まる
フランス発の人気シリーズ『シンデレラ・バレリーナ』の第2巻が、2024年8月7日に株式会社ポプラ社より発売されます。本作は、著者グエナエル・バリュソーによって描かれ、多くの読者の心をつかみ、累計60万部を突破した魅力的な物語です。この物語は、バレエの世界に足を踏み入れた少年少女の奮闘を描いています。
主人公リラの奮闘
物語の主人公は、バレエ経験がないにもかかわらず、踊ることに情熱を抱く11歳の少女、リラです。彼女は名門・パリ・オペラ座バレエ学校へ入学し、立派なバレリーナになることを夢見ています。しかし、厳しいレッスンとライバルたちとの競争に挑む中で、彼女は多くの挫折や困難に直面します。
特にリラの心を悩ませるのは、意地悪な同級生によって捨てられてしまった大切なお守りの赤いシューズ。このアイテムは彼女にとって特別なものであり、なんとか取り戻したいと強く願っています。親友のアデルと協力して、お守りを取り戻すための作戦を立てるも、思わぬトラブルに見舞われることに。
絵本の魅力
本作は、可愛らしい挿絵が随所に施されており、子供たちにも親しみやすい一冊となっています。また、すべての漢字にはふりがなが付けられ、バレエ用語や難しい言葉には注釈が入っているため、読みやすさにも工夫がされています。これにより、子供たちが自ら本を手に取る意欲を引き出し、バレエの世界に自然に感情移入できる要素が豊富に盛り込まれています。
著者について
著者のグエナエル・バリュソーは1976年生まれで、パリ出身の作家です。彼は高等学校の教師を経て、児童書や歴史小説など、幅広いジャンルで著作を発表しています。本シリーズが日本での初の邦訳作品となります。
翻訳は清水玲奈が担当し、彼女もまた、パリに長く住んだ経験を活かしつつ、良質な翻訳を提供しています。挿絵を担当するのは、神奈川県出身のイラストレーター森野眠子。彼女は多くの雑誌や児童書で活躍し、その独特のアートスタイルで物語に新たな命を吹き込んでいます。
書誌情報
- - 書名:『シンデレラ・バレリーナ 夢より大切なモノ?』
- - 作:グエナエル・バリュソー
- - 訳:清水玲奈
- - 絵:森野眠子
- - 定価:1320円(税込)
- - 発売日:2024年8月7日
この本を通じて、夢を追い続けることの大切さや友情の力を感じられるでしょう。パリのバレエ学校を舞台にした、心温まるストーリーをお見逃しなく!