センシンロボティクスと竹中工務店の資本業務提携
株式会社センシンロボティクス(以下センシンロボティクス)は、株式会社竹中工務店(以下竹中工務店)との間で資本業務提携契約を締結したと発表しました。この提携の目的は、建設現場における生産性の向上を目指した新たなソリューション及びサービスの構築と運用にあります。
提携の背景
センシンロボティクスは、社会インフラDXのリーディングカンパニーであり、建設業界においてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に注力しています。特に、屋内ドローンソリューション「BIM×Drone」や、走行型ロボットの遠隔操作技術「RemoteBase」の開発に取り組んできました。これにより、建設現場での生産性や省力化を達成することを目指しています。
また、国土交通省が主導する「Project PLATEAU」にも参画し、3D都市モデルの整備やオープンデータ化に向けたユースケースを開発しています。さまざまなテクノロジーを駆使して、建設業界の新たな課題に対応しようとしています。
今後の展望
今後、センシンロボティクスは「SENSYN CORE」と呼ばれる自身のプラットフォームを基に、AI技術を積極的に活用していく計画です。これにより、資本業務提携の目標である建設現場の生産性向上をさらに加速させる狙いがあります。具体的には、ロボット制御やデータ管理、AI解析などを活用したアプリケーションを開発し、現場業務の効率化を図ります。
提携によって得られるさまざまな知見をもとに、建設業界のデジタル化を進め、現場での運用や定着を目指していきます。利用者からのフィードバックも重視し、サービスやソリューションの改善に努めていく考えです。
竹中工務店について
竹中工務店は、1610年に設立された日本の建設会社であり、様々なランドマークとなる建物を手がけてきました。同社の経営理念は「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」ことであり、棟梁精神を重んじた企業活動がその基盤にあります。建設業界に留まらず、持続可能な社会の実現に向けて積極的に行動しています。
公式ウェブサイト:
竹中工務店
センシンロボティクスについて
センシンロボティクスは、2015年に設立され、社会の「当たり前」を進化させることをミッションに持つ企業です。日本の社会インフラや産業に関する課題を解決するために、AIやデータ利用の力を駆使しています。労働力不足、安全性のリスク、コストの上昇といった様々な問題に対し、独自のソフトウェアソリューションで解決を図っています。
公式ウェブサイト:
センシンロボティクス
結論
センシンロボティクスと竹中工務店の提携は、建設業界における革新の一環であり、今後の展開に期待が寄せられます。デジタル技術を用いることで、より効率的で安全な建設現場が実現されることでしょう。両社の取り組みに注目していきたいと思います。