子ども達の防災体験
2023-12-02 09:19:51

子ども達が防災体験!福祉避難所開設シミュレーションの実際

子ども達が参加した防災月間の特別イベント



2023年9月24日、京都府城陽市にある社会福祉法人南山城学園の「彩雲館」において、防災月間に合わせて子ども記者たちによる福祉避難所開設のシミュレーション体験が行われました。

このイベントは一般社団法人京都子ども記者クラブとの共同企画で、災害時の高齢者や障害者への配慮が求められる福祉避難所の重要性を学ぶことを目的としています。「彩雲館」は、災害時に特別な配慮を要する人々が避難するための施設です。

参加者たちの活動



この日のイベントには、宇治市在住の小学校5年生から中学2年生までの12名の子ども達が参加しました。まずは、社会福祉法人南山城学園の職員から災害と京都府災害派遣福祉チーム(京都DWAT)についての説明を受け、その後、福祉避難所開設時に必要な高齢者や身体障害者、知的障害者への聞き取り作業を体験しました。

子ども記者の一人、槇島小学校5年の山崎結琳さんは「福祉避難所のロールプレイでの聞き取りが大変だった。障害には個性があるので、実際に起きたら、もっと対応がむずかしそう」と語りました。この体験を通して、障害者に対する理解を深めるとともに、実際の災害時の課題を考える貴重な機会となったようです。

また、三室戸小学校5年の糟野広輝さんは「年に約2000回も地震が日本で起きていることを初めて知った。宇治市の危機管理室が作った持ち出し袋運用ゲームは、地震に備えるためのトレーニングとして非常に有意義だと思う」と話し、災害に対する意識を高めることができたことを強調しました。

イベントの詳細



このイベントは、午後1時30分から5時までの間、以下の内容で行われました:
  • - 13:30~13:50 災害についてと京都DWATの活動
  • - 13:50~14:10 障害についてと要配慮者の支援
  • - 14:10~14:40 福祉避難所開設シミュレーション体験(聞き取りや簡易トイレ体験)
  • - 14:40~15:00 災害食の試食(きのこごはん・野菜スープ)
  • - 15:00~17:00 取材記事作成

子ども達の成長



京都子ども記者クラブの代表、橋本祥夫教授は「子ども達に地元の視点から防災を学ぶ機会を提供できて非常に嬉しく思います。防災をテーマとしたシミュレーションを通じて、次世代のリーダー育成にもつながることを願っています」と述べています。この取り組みは、ダイバーシティや共生社会を意識した内容であり、参加した子どもたちの意識改革にも寄与しています。

まとめ



福祉避難所のシミュレーションを通じて、子ども達が防災意識を育む貴重な機会となりました。今後もこのような取り組みが続くことを期待しています。イベントの詳細は「社会福祉法人南山城学園」の公式ホームページで確認できます。

会社情報

会社名
社会福祉法人 南山城学園
住所
京都府城陽市富野狼谷2番地1
電話番号
0774-52-0425

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