東京計器の新製品「UFP-30」登場
東京計器株式会社は、2025年6月2日より新しいポータブル超音波流量計「UFP-30」の受注を開始することを発表しました。この画期的な製品は、流量測定の現場での効率性を飛躍的に向上させることを目的としています。特に、現場の熟練者不足が問題視される中、誰でも直感的に操作できるように設計されている点が最大の魅力です。
開発コンセプト
「UFP-30」は、マニュアルレスをコンセプトに掲げており、ユーザーは複雑な操作や設定を行う必要がありません。画面に表示されるガイド機能とわかりやすいアイコンで、忙しい現場でもスムーズに流量計測を行うことができます。このように、使用者の経験に依存せずに扱える設計がなされているのです。
進化した製品特長
1. 簡単設定・操作性の向上
「UFP-30」は、キー操作と視覚的アイコンの組み合わせにより、初めて使う人でもすぐに使えるシステムへと進化しました。流量測定に必要な「本体設定→センサ装着→測定開始」の3ステップが大幅に改善され、最短で30秒で計測を開始できます。
2. 作業性の向上
本体やセンサの軽量化が実現され、ユーザーは約40%軽量化された本体や約48%軽量化された中型センサ、さらには約53%軽量化された大型センサを使用できます。また、新たに採用された横型デザインの変換器は操作性を大幅に改善し、センサケーブルの接続も「カチッと挿すだけ」の簡単なワンタッチ脱着システムになっており、接続ミスの心配もありません。
3. 屋外での使いやすさ向上
高視認性のカラー液晶画面は、日光の下でも鮮明に表示されるため、屋外での使用でも安心です。また、バッテリ駆動時間が12時間に延長され、従来の7時間から大幅に改善されています。これにより長時間の現場での対応が可能になりました。
4. 機能性はそのままに、使いやすさを進化
従来モデルの機能をしっかりと継承しつつ、新たに厚さ計測や音速測定機能も標準装備されています。さらに、エネルギー管理のための熱量測定機能(オプション)やデータロギング量が2倍に拡張され、長期にわたるモニタリングにも最適です。
販売概要
- - 製品名: ポータブル超音波流量計UFP-30
- - 受注開始日: 2025年6月2日
- - 販売目標: 200台(2025年度)
東京計器株式会社について
東京計器は、1896年に国内初の計器メーカーとして創業し、船舶港湾や産業機械、建設機械など幅広い事業で社会インフラを支える企業です。1964年には世界で初めて超音波流量計を実用化し、現在では国内市場でのシェアが6割を超えるという信頼性があります。また、防衛事業で培った高度な技術を活かし、高精度な計器を提供しています。
お問い合わせ
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- - 東京計器株式会社 コーポレート・コミュニケーション室
〒144-8551 東京都大田区南蒲田2-16-46
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東京計器株式会社 計測機器システムカンパニー
TEL:03-3737-8621(直通)
東京計器の「UFP-30」は、その革新的な設計と使いやすさで、現場での流量測定に革命をもたらすことでしょう。多様なニーズに応える新たなツールとして、業界の注目を集めています。