AIエージェント開発
2026-01-14 10:32:34

経営者の思想を受け継ぐAIエージェントの開発が始動

経営者の思想を受け継ぐ新たな挑戦



経営者の思考をAIとして具現化する新しいプロジェクトが、クリエイティブ市場のリーダーである株式会社Tooと、学術と技術の融合を目指す株式会社調和技研の手によって始動しました。この取り組みは、経営者の価値観や経営思想をAIエージェントに反映させ、企業内での共有や持続的な成長を実現することを目指しています。

「AI CXOエージェント」の概要



このAIエージェントは、「AI CXOエージェント」と名付けられ、企業の知的資産を形成することを目的としています。Tooと調和技研が共同開発したもので、経営者の過去の発言、意思決定に至る過程、そしてその背景にある価値観を構造的に整理し、蓄積します。このAIは、CEOや経営陣が日常業務で直面する課題に対して、経営思想に基づいたアドバイスや指針を提供します。

AI CXOエージェントの中核となるのは、独自の「企業メモリ」です。これは、経営者の発信内容や思想過程などの情報を、LLM(大規模言語モデル)が理解しやすい形で整理し、継続的に保持します。ただのデータ保存ではなく、価値観に根ざした判断の文脈を含めて管理する点が特長です。こうした情報は、AIが経営判断を行う際の基盤となり、より一貫性のある決定をサポートします。

このAIエージェントは、社内外の最新情報や市場動向と組み合わせて分析し、経営層に即したアウトプットを生成します。これにより、表面的な情報にとどまらず、深い洞察を提供します。AIとの対話を通じて得た結果は、再び企業メモリに反映され、知識と判断基準が更新されていくのです。これにより、AI CXOエージェントは経営者と共に思考を重ね、組織の判断力を継承するパートナーとなることが期待されます。

開発の背景と意義



Tooは創業以来100年以上、時代の流れに柔軟に対応し続け、企業文化や価値観の継承が重要であると認識しています。従来、人間同士の口伝やOJTに依存していた価値観の伝達は、さまざまな解釈や記憶の曖昧さを招く可能性があります。この課題に対処するために今回のプロジェクトが立ち上げられました。価値観や理念を組織に常駐させ、次世代へと伝え続けられるよう努めています。

役割分担と今後の展開



このプロジェクトでは、Tooが経営思想や判断基準の定義、ユースケースの設計、社内でのPoC(実証実験)を推進する役割を果たします。その一方で、調和技研はAIエージェント基盤やモデルの整備、思考プロセスの設計を行っています。両社の協力により、目標に合った最適なAIエージェントを作り上げることを目指しています。

現在、PoCモデルの開発が進行中であり、徐々に社内でのテスト利用が行われています。そして2026年内には、社内への本格的な展開も計画されています。

各社の考え



株式会社Tooの代表、石井剛太氏は、創業以来の歴史を基に、次の100年も顧客ビジネスの成長に寄与するためにAIを活用する重要性を説明します。また、株式会社調和技研の中村拓哉氏も、AIを通じて企業の価値観を未来に生かす試みの面白さを感じています。

このプロジェクトは企業の理念を単に言葉にするのではなく、判断に活用できる知恵として組織に根付ける試みです。二つの企業の力を結集し、新たな経営支援の形を模索するこの挑戦には、多くの期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社Too
住所
東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル
電話番号
03-6757-3123

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