おにぎりアクション2025とは?
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)が主催する「おにぎりアクション2025」が、2023年10月7日から11月15日まで開催されました。このイベントは、日本の象徴的な食文化である「おにぎり」を通じて、世界の食料問題に取り組むことを目的とした取り組みです。毎年、参加者が自身のおにぎりの写真をSNSや特設サイトに投稿することで、食の支援を実現しています。
今年の開催期間中、参加者から合計23万3,321枚のおにぎりの写真が投稿され、その結果として116万6,605食がアフリカやアジアの子どもたちに届けられることが決定しました。このように、食の支援を通じて人々の「つながり」を促進することが、今年のテーマとなっています。
「つながり」がもたらした結果
今年のテーマである「つながり」は、飢餓や栄養不足といった食に関するさまざまな課題を解決するための重要性を強調しています。おにぎりを通じて人々の意識を高め、互いに支え合うことで、問題解決に向けた一歩を踏み出すことを目指しています。これにより、参加者の間には多くの交流や共感が生まれ、さらには日本全国47都道府県に加え、世界47カ国からの参加者も集まりました。
参加者の声
参加者からは、社会に貢献している実感を得られた、他者と協力できたことに喜びを感じたといった意見が寄せられています。その中には、子ども食堂に対する理解が深まったという声もあり、教育現場でも興味を持たれる取り組みとなっているようです。「米騒動」とも言われる今年、おにぎりの写真投稿を通じて、食の大切さを再認識した人々も多いでしょう。
初の日本の子ども支援企画「おにぎりアクションFOR JAPAN」
今年の特別企画として、新たに「おにぎりアクション FOR JAPAN」が11月18日から30日まで行われました。この企画では、地方の食堂への支援や、家庭に向けた食料支援を行うことが目的です。参加者同士の呼びかけにより、目標の5万枚を達成し、333世帯に食事チケットを提供することができます。この企画の成功を受けて、「日本の子ども支援も継続してほしい」との意見が多く寄せられています。
協賛企業の効果
この取り組みの認知度を高めるために、多くの協賛企業や団体も力を合わせています。日産セレナ、エプソン、オイシックス・ラ・大地などは、SNSや店頭での呼びかけを通じておにぎりアクションを盛り上げ、消費者や地域とのつながりを強化しています。これにより、持続可能な取り組みとしての効果が期待されます。
まとめ
「おにぎりアクション2025」は、単なる食の提供に留まらず、人々と地域、さらには国境を越えたつながりを生み出す大きな取り組みと言えます。たった一枚の写真が、すぐに誰かの食事へと変わり、サポートを必要とする子どもたちの未来に寄与することができます。次回の開催も楽しみです。