フリーランス市場の最新動向
INSTANTROOM株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けの求人サイト『フリーランスボード』は、2025年6月におけるフリーランス案件の単価に関する市場動向を発表しました。この調査では、229,166件の掲載案件を基に、開発言語、フレームワーク、職種別の月額平均単価について分析しています。ここでは、調査結果の要点をまとめて、現在の市場の状況や今後の予測について詳しく紹介します。
フリーランス案件の月額平均単価
2025年6月のフリーランス案件における月額平均単価は74.1万円、最高単価は320万円となっています。リモートワークの比率も注目すべきポイントです。フルリモートの比率は34.2%、一部リモートが47.3%、常駐が18.5%と、それぞれ前月と比べて若干の変動が見られました。
- - フルリモート: 34.2%(前月比-0.2%)
- - 一部リモート: 47.3%(前月比-1.7%)
- - 常駐: 18.5%(前月比+2.0%)
この結果からは、リモートワークの普及が続いている一方、常駐案件の割合が増加していることが伺えます。
開発言語別の月額平均単価
調査によると、開発言語ごとの月額平均単価には変動があり、前月に比べて下落している言語が多く見受けられます。特に、月額平均単価が最も高いのは「Rust」で、82.2万円という結果でした。Rustはメモリ安全性が高く、並行プログラミングにも強みを持つ言語です。
次いで、「Scala」が81.4万円で続いており、これはJavaとの高い互換性と高速な開発が可能な点が評価されています。
フレームワーク別の月額平均単価
一方で、フレームワークに関しては多くが前月比で上昇しています。最高単価は「RSpec」で85.2万円となり、前月比では9千円の減少が見られました。RSpecは実装とテストを分離できる特徴があり、特に自然言語に近い記述が行える点が魅力です。また、「Ruby on Rails」は82.8万円で、価格は安定を見せています。
フリーランスボードの概要
『フリーランスボード』は2024年からスタートしたフリーランスエンジニアやITフリーランス向けの求人サイトで、現在100社以上のフリーランスエージェントとの提携を通じ、22万件以上の求人を掲載する国内最大規模のプラットフォームです。フリーランスの皆さんはサイト内でワンストップで求人検索が可能です。
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また、iOS版アプリも提供されており、ダウンロードも可能です。興味のある方は、App Storeで「フリーランスボード」と検索してみてください。
結論
フリーランス市場は今後も変化を続けることでしょう。今回の調査結果を参考に、今後の動向を注視し、適切な戦略で進んでいくことが求められます。市場の平均単価や求人の特徴を理解し、自身のキャリアに役立ててほしいと思います。