2025年、鍋島焼の開窯350周年を迎え、佐賀県伊万里市大川内山で「イマリ・キャンドル・クリスマス」が開催されることが決まりました。このイベントは、鍋島焼とキャンドルの美しいコラボレーションを楽しめる内容で、特に今年は高さ約10メートルの「巨大えんとつキャンドル」が登場します。
「イマリ・キャンドル・クリスマス」は、鍋島焼が盛んな地域、大川内山の魅力を引き出すことを目的に企画されました。過去の初開催時には、多くの来場者が鍋島焼と地域の風土に触れ、好評を博しました。2025年12月6日から25日まで巨大えんとつキャンドルが展示され、特に12月20日と21日の2日間には多彩なコンテンツが用意されています。
巨大えんとつキャンドルは、大川内山のシンボルとなっている煙突を模しており、冬の夜空を明るく照らします。また、音楽ステージやクリスマスマーケット、鍋島焼の体験ができるワークショップも企画されています。特に、やきものワークショップでは陶器の絵付けやろくろを使った体験ができるので、家族連れや友人同士にとっても貴重な体験となることでしょう。
イベントの開催目的は、鍋島焼の卓越した技術とその歴史を次世代に伝えることです。佐賀藩鍋島家によって、江戸時代から受け継がれてきたこの焼物は、一品一品が手作業で制作された貴重なもので、1300年以上の歴史を持つとされています。このような文化財や地域の魅力をより多くの人々に知ってもらうために、今回のイベントは計画されています。
入場は無料ですが、一部のコンテンツや飲食には別途費用がかかることがありますので、事前の確認をおすすめします。また、参加予定の方は、事前にLINE公式アカウントからの登録が推奨されています。この登録により、来場者数を把握し、より良いサービスが提供されるとのことです。
鍋島焼とキャンドルのコラボレーションによって生まれる、幻想的なクリスマスの夜を楽しみながら、この地域の伝統文化にも触れてみてください。冬の大川内山で、心に残る思い出を作る絶好の機会です。詳細や最新情報は公式サイトやSNSをチェックしてください。
イベントの企画は、クリエイティブなプロデュースを行うアフロマンスが率いる「Afro&Co.」によって行われ、期待が寄せられています。佐賀県の美しい景観と共に、鍋島焼の魅力を再発見する特別な時間を、ぜひお楽しみください。
このイベントは、伝統の技術と地域愛にあふれた催しであり、多くの人とその魅力を分かち合える貴重な日に違いありません。