東北大でBIM講義
2024-12-23 10:47:43

丸紅アークログが東北大学でBIM講義を実施、デジタル技術の重要性を学ぶ

丸紅アークログが東北大学でBIM講義を実施



丸紅アークログ株式会社は、2024年11月7日から11月26日までの間、東北大学工学部においてBIM(Building Information Modeling)をテーマにした講義を行いました。この講義は、工学部の専門教育科目「創造工学研修」の一環として実施され、学生たちは建築におけるデジタル化の重要性を学ぶ機会を得ました。

講義の背景


日本の建築業界では、熟練した建設技能者の高齢化や長時間労働といった問題が指摘されており、生産性向上が急務となっています。この課題を解決する手段としてBIMの導入が進められています。国土交通省は、2023年までに公共事業の多くにBIM/CIMを適用し、2026年には建築確認にBIM図面審査を導入すると発表しています。これにより、建築業界はBIMを通じて新たな可能性を模索しています。

しかし、BIMの効果的な活用には、知識やスキルの不足が障害となっているのが現状です。特に、BIMの習得に伴う業務負担の大きさや、マーケットの需要と教育現場との間にズレが生じていることが問題視されています。

講義の内容


本講義では、Autodesk社のBIMソフト「Revit」を使用し、建築建材とBIMをつなぐプロセスを体験しました。参加した理工系の学生12名は、前半にBIMの基本とソフト操作を学んだ後、後半ではArch-LOGから提供されるBIMデータを活用して実践的なアウトプットを作成しました。講義には、企業向けBIM導入トレーニングを手掛ける照沼がゲストスピーカーとして参加。

学生の体験談


学生たちは、Revitの機能に驚きつつも、その特有の用語や操作を理解する必要性にも触れ、講義の重要性を感じました。設計授業での3Dモデルと比べ、Revitでの制作物はまるで写真のようなリアリティがあり、その結果に感動していました。また、リアリティのある提案が可能となり、建築を学んでいない人にもより具体的なイメージを共有できるといった声も上がりました。

経験の意義


講師の照沼は、実際にBIMのモデリングからフォトリアルレンダリングまでの流れを体験的に学ぶことで、学生たちがBIMについて深く理解できたことを強調しました。さらに、東北大学の石田助教の専門的な視点が加わることで、学問的かつ実践的な内容が実現されました。

丸紅アークログの取り組み


丸紅アークログは、業界に新たな価値を提供するデジタルデータプラットフォーム「Arch-LOG」を運営しています。このプラットフォームでは、建材メーカーがデジタルデータを提供し、利用者は簡単に建材選定やBIMデータの活用が可能です。すべてのユーザーにとって利便性の高いサービスを提供すべく、新しい技術の導入に日々努めています。

このような取り組みを通じて、丸紅アークログは未来の建築業界に貢献し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
丸紅アークログ株式会社
住所
東京都港区芝浦1-3-3浜松町ライズスクエア2階
電話番号
03-6381-7270

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