不動産業界における新たな選択肢:Office Market Navigatorの登場
不動産市況が変化し続ける中、効果的なデータ分析が企業の意思決定において重要性を増しています。このニーズに応える形で、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社が新たに提供を開始するのが、サブスクリプション型のエリア分析サービス『Office Market Navigator』です。2025年7月24日より利用可能となる本サービスは、企業不動産の戦略立案や意思決定を支援するために開発されました。
サービスの基本コンセプト
『Office Market Navigator』は、Power BIを基盤としたダッシュボード型の分析ツールです。企業は特定のビルやその周辺に関する賃料、空室状況、さらには入居法人情報をリアルタイムで可視化することができ、これによりポジション把握やトレンド分析を迅速に行うことが可能となります。これにより、企業の資産戦略や進出判断、運営改善などに必要な定量的かつスピーディな意思決定が支援されます。
特に、DX推進が喫緊の課題とされる不動産業界において、このサービスは“見える化”だけでなく、実際に動かす力を提供するための実践型デジタル変革ソリューションであると言えるでしょう。
主要な機能と特長
このサービスには複数の機能が備わっており、以下の特長があります:
- - 競争力診断:自社ビルと周辺ビルの賃料、空室状況を比較し、競争力を客観的に可視化します。
- - 将来予測:従業員数のトレンドを元に、将来的な空室リスクや増床ニーズを事前に察知します。
- - 投資・開発評価:収益性判断に必要なデータを提供することで、投資戦略を強化します。
対象エリアとデータ内容
『Office Market Navigator』の利用対象地域には、東京の主要5区が含まれており、基準階面積が100坪以上のグレードA/A-ビル約2,700棟の情報が網羅されています。また、対象エリアは順次拡大し、大阪や名古屋なども含まれる予定です。賃料や空室情報は、共益費込みの想定成約賃料を基に四半期ごとに更新されます。さらに、従業員数100名以上の約6,000社に関する法人情報も提供されます。
利用用途とターゲット
このサービスは、不動産オーナーやデベロッパー、アセットマネージャー、さらには投資判断や開発検討を行う企画・経営企画部門の方々、オフィス戦略立案や営業支援に携わるすべての方々にとって非常に有用です。利用料金は、対象エリアや機能要件に応じて、1年契約の月額料金で提供されています。
コリアーズについて
コリアーズは、ナスダックおよびトロント証券取引所に上場する、総合不動産プロフェッショナルサービス・投資運用会社として、世界70か国で事業を展開しています。年収益は約49億ドル、運用資産は約1000億ドルに上ります。コリアーズ・ジャパンも、東京や大阪の拠点で数多くの専門家を擁し、様々な不動産関連サービスを提供しています。
『Office Market Navigator』は、不動産業界の未来を切り開く一手となるでしょう。興味のある方は、コリアーズの公式ウェブサイトで詳細をご確認ください。リンク:
コリアーズ公式サイト