西本願寺の特別公開
2024年9月7日(土)、京都にある西本願寺では、通常は見ることができない重要文化財「経蔵」を特別に公開します。この日限りの貴重な機会に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
経蔵とは?
西本願寺の「経蔵」は、北東に位置する重要文化財で、普段はその内部を見ることができません。しかし、今回の特別公開では、その扉が開かれ、内部の様子をじっくりと観察できるチャンスです。
貴重な大蔵経の収蔵
経蔵の中には、三代将軍・徳川家光の支援を受けた天海僧正が編纂した『大蔵経』(一切経)が収蔵されています。これは、江戸幕府の要請と本願寺第13代宗主・良如上人の希望により、1648年に購入されたもので、当時の価値は現金で約3375万円に相当します。
江戸から京都まで運ばれたこの『大蔵経』は、良如上人の時には収蔵するための経蔵を立てることができなかったため、後の第14代宗主・寂如上人へとその建設の意志が受け継がれ、1678年に工事が完了しました。
中の構造
経蔵の内部は、八角形の回転式書架が目を引きます。各面には引き出し式の書棚があり、経典が収納されています。また、書架は中国の双林大士・傅翕の木造で作られ、壁には伊万里焼の腰瓦が飾られています。これらの美しい展示物も、訪れる人々の心を掴むことでしょう。
開催概要
- - 日時:2024年9月7日(土) 10:30~15:00
- - 場所:西本願寺経蔵
- - 入場:申し込み不要・入場無料
特別公開を記念したプレゼント企画も用意されています。西本願寺の公式X(旧Twitter)またはInstagramをフォローし、指定の投稿にいいねやリポストをすると、経蔵近くの係にその画面を見せることで「本願寺オリジナルハンカチ」または「飛雲閣ペーパークラフト」を先着でプレゼント!ただし、先着50名様限定となりますので、お早めに訪れてください。
まとめ
この特別な日に、西本願寺の重要文化財「経蔵」をじっくりと見学し、貴重な文化財を手に取るように体感してみてください。京都の歴史と文化に触れる、素晴らしい経験になることでしょう。心より、多くの来場をお待ちしております。