障がい者アートを楽しむ新たな試み
モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは、2025年8月1日より新潟県内の全21店舗で、障がいのある方々が制作したアート作品をモチーフにしたコールドドリンク用の紙カップを数量限定で提供します。この「MOSごと美術館イラストカップ」は、昨年も実施され好評を博したイベントの一環として再登場します。
このカップには、新潟県佐渡市在住のアーティスト前田優作さんの2点の作品がデザインされています。ひとつは「Fire works」で、もうひとつは「秋桜と朱鷺」です。前田さんの色とりどりのアートが、商品をさらに魅力的なものにしています。ファンの中には「このカップで飲むと、食事がもっと楽しくなる!」という声も寄せられたほどです。
「MOS ごと美術館」プロジェクトの背景
この取り組みは、「MOSごと美術館」と名付けられたプロジェクトに基づいています。この活動は、2016年に始まり、中でも「まちごと美術館cotocoto」事業に賛同してスタートしました。障がい者の作品を企業に展示・レンタルすることで、彼らの社会参加を助け、アートを通じた地域活性化を目指しています。
モスフードサービスでは、これまでに東京都内でもイベントを行っており、アートを店舗の内装デザインに取り込んだりしています。特に、モスバーガー原宿表参道店では、障がい者アートが装飾に使用され、訪れる人々にアートの魅力をダイレクトに伝えています。
前田優作さんの魅力的な作品
前田優作さんは1985年生まれで、幼少期から絵を描くことに情熱を注いできました。彼の作品は、シンプルながらも心に残る美しさを持っています。「Fire works」では佐渡や長岡の花火を、そして「秋桜と朱鷺」では新潟県の県の鳥である朱鷺とコスモスが描かれています。前田さんのイラストには、観る人々を癒す力があります。
前田さんは自身の作品を通じて佐渡の美しさを伝えたいと語り、「僕の絵を見て興味を持ったら、ぜひ佐渡に遊びに来てほしい」と希望を寄せています。
期間限定の印象的なカップ
「MOSごと美術館イラストカップ」は、コールドドリンクMサイズ(セットドリンク含む)を注文するお客様に提供されます。デザインは選べませんが、数量限定という特別感があるため、ぜひお早めにお試しください。また、夏の訪れにも合わせて、長岡の花火大会に間に合うよう準備が進められています。
さらに、今年も9月からは「MOSごと美術館」の一環として、新潟県内のモスバーガー全店舗で障がい者のアート作品が展示される予定です。このプロジェクトを通じて、アートと社会参加の重要性を再認識する機会になります。
モスフードサービスは、食を通じて人々を幸せにすることを使命に、今後も障がい者のアート活動支援に努めていく考えです。新潟のモスバーガーで、この特別なアートカップを手にして、心温まるひとときをお楽しみください。