新系統用蓄電所
2025-11-14 11:09:07

静岡県に新たな系統用蓄電所が稼働、地域の防災力向上にも寄与

静岡県磐田市にスタートした系統用蓄電所



2025年11月6日、静岡県磐田市見附に地域の電力供給を強化する系統用蓄電施設「NC磐田市見附蓄電所」が受電を開始しました。この施設は、日本蓄電池株式会社によって開発され、再生可能エネルギーの出力変動を吸収し、電力需給バランスを安定させるための重要な役割を果たします。

蓄電所の基本情報


NC磐田市見附蓄電所は、定格出力が1,988kW、容量が8,146kWhという大規模な蓄電システムを備えています。また、使用されている蓄電池はCATL製、パワーコンディショナはTMEIC製であり、信頼性の高い設備が整備されています。さらに、この施設は災害時には地域の防災拠点としても機能し、地域住民の電力供給をしっかり支える体制が整っています。

再生可能エネルギーを支援する


近年、再生可能エネルギーが普及する中、電力の需給調整は喫緊の課題となっています。NC磐田市見附蓄電所は、こうした変動を受け止め、世界的なエネルギー問題に対応する先駆けとなる施設です。需給調整市場やJEPX(卸売市場)、容量市場などにおいても、安定した運用が実現可能です。

地域のレジリエンスを強化


このプロジェクトの特筆すべき点は、地域の災害対応能力の向上にも寄与することです。日本蓄電池株式会社は、地域社会と連携し、蓄電所の機能を活用して災害時の電力供給をサポート。また、鈴木電機株式会社が施工を担当し、安全性や環境保全に配慮した設計を追求しています。

未来に向けた成長


今後、日本蓄電池株式会社は更なる展開を図り、全国各地で系統用蓄電池プロジェクトの推進を予定しています。2026年までには80箇所の蓄電所運転開始を目指し、持続可能な社会と災害対応力の強化に貢献していく方針です。

このように、NC磐田市見附蓄電所の稼働は、地域住民にとっても大きな期待が寄せられるプロジェクトであり、今後の展開に注目が集まります。地域のエネルギーの未来を支えるこの施設が、どのように地方経済や生活に影響を与えるのか、引き続き見守っていきたいと思います。


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会社情報

会社名
日本蓄電池株式会社
住所
東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング13階
電話番号
03-6550-9797

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