JR東日本、2026年3月14日に運賃を改定し新制度導入

JR東日本が運賃改定を発表

JR東日本は、2025年8月1日に国土交通大臣から認可を受け、2026年3月14日より旅客運賃を改定することを発表しました。本改定により、運賃計算方式やいくつかの制度が見直されます。具体的な改定内容について詳しく見ていきましょう。

運賃改定の実施日

改定は2026年3月14日より購入分から適用されます。これに伴い、新しい運賃計算方式が導入され、特定区間における運賃も見直されます。

通算加算方式の導入

特に注目すべきは、他社にまたがって利用する際の「通算加算方式」です。この方式では、全区間の営業キロに対して、当社区間の営業キロに対する加算額を加算して運賃が算出されます。この改定により、利用者にとっての運賃の透明性が増すことが期待されています。

例えば、JR北海道や四国、九州といった他社路線にまたがる場合は、各会社の営業キロに応じた加算額が適用されることが明記されていますが、JR東海や西日本については加算額は加えられません。

別線化による影響

改定にあたって、東京・熱海間の運賃計算が変更されることも重要なポイントです。これまでは東海道新幹線と東海道本線を同一線路として運賃計算していましたが、改定後は異なる線路として運賃が計算されます。これにより、東京・熱海間での一般的な普通乗車券の発売が異なる経路として区別されることになりますので、事前に経路を確認した上で乗車券を購入することが推奨されます。

新運賃のお知らせ

具体的な新運賃については「運賃改定詳細パンフレット」で詳述されています。利用者はこのパンフレットを参考に、改定前後で適用される運賃を確認することが可能です。パンフレットは、JR東日本の主要駅でも10月下旬以降、順次配布されます。また、オンラインでも確認できる特設サイトが開設されており、最新の運賃情報をリアルタイムで確認することができます。