#日揮ホールディングス #モザンビーク #LNG

日揮ホールディングス株式会社は、モザンビークを対象にした新しいLNGプラントの基本設計役務を受注しました。これは、日揮グローバル株式会社とフランスのテクニップエナジー社が共同で行うもので、プロジェクトはモザンビーク・ロブマ・ベンチャー社が主導しています。このプロジェクトの重要性は、持続可能なエネルギーの確保と環境負荷の低減にあります。

モザンビークに建設される予定のLNGプラントは、年産1,800万トンの能力を持ち、設計段階から最先端の技術が導入される計画です。具体的には、天然ガスを圧縮する際に電動モーター「E-Drive」を使用することで、従来のガスタービンに代わる方法を採用します。これにより、プラントの運営時に排出される二酸化炭素（CO2）を効果的に削減できる見込みです。

プロジェクトは、モザンビーク共和国のカボ・デルカド州に建設され、地元の経済発展にも寄与することが期待されています。この地域では、マンバガス井からの天然ガスを原料にするため、将来的には国のエネルギー自給率向上にも貢献するでしょう。

日揮グローバルとテクニップエナジー社のコンソーシアムは、これまでにLNG分野での豊富な経験と数々の成功実績があり、今回の受注もその実績が高く評価されたものです。特に、日揮グローバルはこれまでに世界のLNG生産量の30％以上を手がけており、そのノウハウを活かしながら、モザンビークにおいても高い技術力を発揮することが求められています。

最近の世界的なエネルギー転換の流れにおいて、LNGは化石エネルギーの中でも比較的環境負荷が少ないとされ、その需要はますます高まっています。日揮グローバルは、カナダ、マレーシア、アラブ首長国連邦を含むさまざまな国でLNGプロジェクトを進行中であり、今後もグローバルな営業活動を強化し、エネルギートランジションに貢献する意向を示しています。

このように、日揮ホールディングスの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩とも言えます。今後のプロジェクトの進展が期待されます。

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