韓国ベンチャーが集結
2018-10-02 08:00:08

韓国ベンチャーの成長を促す第5回ジャパンブートキャンプの熱狂

韓国ベンチャーの成長を促す第5回ジャパンブートキャンプの熱狂



2018年9月18日、韓国のスタートアップ・アライアンスが主催する第5回ジャパンブートキャンプが、東京で盛況を収めました。本イベントは、韓国の優れたベンチャー企業が日本市場への進出を目指すための一環として開催されており、毎年多くの企業が参加しています。今回は、特に注目の10社が集結し、その技術力や革新性をアピールしました。

日本市場への円滑な進出を図るため、ここでは選定された韓国のベンチャー企業が、AIや新技術を駆使した製品やサービスを紹介しました。特に、AIを使って胎児の超音波写真を生後の写真に変換するALETHIO、手軽に血圧を測定できる携帯用のAI血圧計を開発したDeepMedi、自動走行車やドローン向けにレーダーを開発したSOS Labsなど、各企業が持つ技術が際立ちました。

プラットフォームと協力関係



このジャパンブートキャンプは、Plug&Play JapanとWeWork Japanの協力を得て開催され、多くの交流イベントが盛り込まれていました。渋谷にあるPnP Japanでのミニデモデイでは、10社のベンチャー企業がプレゼンテーションを行い、その後には「Korean Startup Night」と題された交流イベントも行われ、参加者たちの熱気が伝わりました。

さらに、20日にはTwitter Japanを訪れ、日本でのSNSマーケティングについて学ぶ貴重な機会も設けられました。また、Global Brainの本社で行われた「Global Brain Night Pitch」では、投資家たちに向けて、韓国のベンチャー企業が直接プレゼンテーションすることで、さらなる投資の可能性を探りました。

日本市場への理解を深める



「日本の韓国人」イベントも同時に開催され、在日韓国人との交流を通じて、日本のビジネス環境についての理解が深まる場となりました。このような相互交流や知見の共有は、韓国企業にとって日本市場への進出に大いに寄与すると期待されています。さらに、KOTRA東京ITセンターによる日本市場セミナーも行われ、ベンチャー企業のためのマーケティング手法や投資の動向が議論されました。

ベンチャー投資の今



最近の統計によれば、2013年に138億円だった韓国のベンチャー企業向けの投資額は、2017年に約237億円と72%増加しました。今年はさらに300億円を超える見込みであり、この背景には韓国政府の意向や大手企業による創業支援プログラムがあるとされます。また、スタートアップ・アライアンスのイム・ジョンウクセンター長は、韓国のベンチャー企業が持つ技術力を活かし、日本企業との協力を通じて更なる成長が可能と強調しました。

ジャパンブートキャンプを通じて、参加した韓国のベンチャー企業は、卓越した技術を日本市場に紹介し、新たなビジネスチャンスを切り開くことを目指しています。今後もこうした国際的な交流が続くことで、日韓双方の企業にとって有意義なシナジーが生まれることが期待されます。

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