Raise3D Pro3 HS新登場
2024-07-01 12:27:53

Raise3D Pro3シリーズが進化!高速化と強化繊維樹脂対応で更なる高みへ!「Raise3D Pro3 HS」「Raise3D Pro3 Plus HS」新登場

高速化と強化繊維樹脂に対応!Raise3D Pro3シリーズが進化した「Raise3D Pro3 HS」「Raise3D Pro3 Plus HS」



日本3Dプリンター株式会社は、企業や教育機関向けに3Dデジタルソリューションを提供する企業です。同社は、2024年7月1日に、安定性と繰り返し精度に優れた3Dプリンターとして知られるRaise3Dの最新機種「Raise3D Pro3 HS」と「Raise3D Pro3 Plus HS」を発売しました。

Raise3D Pro3シリーズの上位機種として登場した「Pro3 HS」シリーズは、従来機種の優れた機能を継承しつつ、高速化、強化繊維樹脂対応など、さらなる進化を遂げています。

高速造形機能の強化



Pro3 HSシリーズでは、高速造形機能が標準搭載されました。これは、従来機種ではオプションの高速化キットが必要だった機能です。モーター機能の強化とホットエンドユニットの最適化により、安定した高速造形を実現しています。

XY軸モーターの刷新



Pro3 HSシリーズでは、より精密な制御が可能なクローズドループ・ステッピングモーターを採用しました。これにより、位置決め精度が向上し、造形品質がさらに高まりました。また、高速造形時の振動を低減することで、静音化も実現しています。

ホットエンドユニットの改善



ホットエンドユニット周辺を金属パーツ化することで、剛性を向上しました。高速造形時の固有振動を抑え、造形安定性の向上にも繋がっています。

ビルドプラットフォームの改良



ビルドプラットフォームを薄型化し、マグネットを全面に配置することで、フレキシブルプレートへの熱伝導率が向上しました。これにより、ベッド上の熱均一性が改善され、ベッドを加熱するまでの時間が短縮されました。

新機能の追加



Pro3 HSシリーズには、従来機種にはなかった新機能が多数追加されています。

2つのフィラメントを継ぎ足しての連続造形が可能
左右それぞれのヘッドに同素材をロードしておくことで、一方のヘッドで造形中に材料が切れても、もう一方のヘッドで造形の続きを行うことが可能になりました。
外部のフィラメントボックスに対応
本体内部のスプールホルダー以外に、外部のドライボックスからの材料供給に対応しました。また、純正オプションとして2.5kgのフィラメントスプールに対応したフィラメントボックスが提供されます。継ぎ足し造形機能と組み合わせることで、最大で5kgの材料を消費する大型造形が可能になります。
自動アンロード機能を搭載
造形ジョブが完了すると、自動的に材料をアンロードする機能が搭載されました。夜間に造形が完了した場合、翌朝すぐに他の材料を使用した造形を始めることが出来ます。
RFID機能の追加
フィラメントスプールに搭載されたRFIDタグを本体側面のリーダに読み込むことで、スライスのパラメータと使用材料の一致を確認し、異なる材料の造形など、ヒューマンエラーによる造形失敗を低減します。
* 強化繊維樹脂材料専用のホットエンドユニット
Pro3 HSシリーズには、標準搭載される高速対応のホットエンド左右各1と別に、炭化ケイ素を採用したSiCノズルが装着された強化繊維樹脂フィラメント用のホットエンドユニットが付属します。SiCノズルは強化繊維樹脂フィラメントによる摩耗を大きく低減し、安定した造形を可能にします。

まとめ



Raise3D Pro3 HSシリーズは、高速化、強化繊維樹脂対応、新機能の追加など、あらゆる面で進化した3Dプリンターです。企業や教育機関だけでなく、個人ユーザーにとっても魅力的な選択肢となるでしょう。


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