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2025-11-07 08:18:28

越境ECや国際物流が未来を切り開く、2025年スタートアップ資金調達の注目企業

越境ECや国際物流が注目を集める



成長産業支援事業を展開するフォースタートアップス株式会社が発表した2025年10月のスタートアップ資金調達ランキングが、多くの企業に注目を集めています。このランキングでは、越境ECを専門とするforestが32.4億円、国際物流のShippioが22.7億円を調達し未来のグローバルサプライチェーンを切り開いています。ここでは、これらの企業の背景や今後の展望について迫ります。

1位:越境ECのforest



firstは、日本のブランドを育て世界市場に展開することをミッションに、越境ECサイト「omakase」を運営しています。このたび、シリーズBラウンドで32億4,000万円を調達しました。調達資金は、M&Aによるブランド承継、データインフラの強化、越境ECの推進、リテールテック事業の拡大に用いられます。

forestは、日本の地方企業や米国企業と連携して21件の事業承継型M&Aを実施し、デザイン、物流、マーケティング、カスタマーサポートなど多岐にわたる業務を一貫して運営しています。これにより、日本の高品質な商品をグローバルなマーケットに浸透させる取り組みを進めています。forestのビジョンは「日本のモノを育み、世界を彩る」であり、持続可能なリテール産業の発展を目指しています。

2位:国際物流のShippio



次に注目すべきは、国際物流プラットフォーム「Shippio Platform」を運営するShippioです。ShippioはシリーズCラウンドにおいて22億7,000万円を調達。このプラットフォームは、輸出入手続きや通関、貨物トラッキング、書類管理を一元化し、メーカー、商社、物流事業者に広く導入されています。

Shippioは、「国際物流を、アドバンストに」というビジョンを掲げ、近年ではネットレベニューが約20倍、取扱コンテナ数が約35倍、ユーザー数も約8倍に急成長しました。今回の調達資金は、AIを活用した通関クラウド「Shippio Clear」の開発やM&Aによる業務拡大、組織強化に充てられ、国際物流産業全体の構造変革を目指していきます。

3位:リージョナルフィッシュの挑戦



ランキング3位には、ゲノム編集技術を活用した魚介類の品種改良を行うリージョナルフィッシュが名を連ね、プレシリーズDラウンドで19億6,000万円を調達しました。同社は「いま地球に、いま人類に、必要な魚を。」というスローガンのもと、新品種の魚の開発を進めています。高温耐性や高成長性を持つ新品種魚の量産を目指し、国内外の企業や大学、自治体と協力して、小規模ながら確実に成果を上げている点がユニークです。

まとめ



これらの企業はそれぞれ異なる分野で革新を起こし、未来を切り開いているといえます。越境ECのforestは日本ブランドを世界に広め、Shippioは物流の変革を促進、リージョナルフィッシュは食料生産の新しい形を提供しています。これらのスタートアップは、日本経済の成長と国際的な競争力を高める鍵となることでしょう。これからの動向に注目です。

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会社情報

会社名
フォースタートアップス株式会社
住所
東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 31F
電話番号
03-6893-0650

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