能登半島地震の現地踏査報告会
金沢工業大学では、地域社会の防災意識を高めるために、能登半島地震に関する報告会を開催します。このイベントは、環境土木工学科、建築学科、そして心理科学科の3つの学科の教員が、それぞれの専門知識を活かして行った現地踏査の成果を参加者と共有するものです。
開催概要
- - 日時: 令和7年4月4日(金)13:30~16:30
- - 場所: 金沢工業大学 扇が丘キャンパス 12号館 4階 イノベーションホール
参加は、会場での対面もしくはオンライン視聴から選択可能です。定員は100名で、参加希望者は事前に申し込みが必要です。特に、オンライン参加者には、申し込み後にZoomのアドレスが案内されます。
参加対象
この報告会は、能登半島地震に関する学術的な理解を深めたい技術者、研究者、防災について学びたい自治体職員、市民、高校生、高校教員、教育関係者など幅広い層を対象にしています。参加費は無料で、事前申し込みが必要です。
申し込みはこちらから
報告会の内容
この度の報告会では、以下のような多岐にわたるテーマについて詳しく説明される予定です。
1.
インフラや建物のDX (デジタルトランスフォーメーション)を用いた調査
2.
耐震補強の効果
3.
復旧支援の心理分析
4.
復興に向けた課題と解決策の提案
こうした具体的な事例を通し、実際にどのように新たな知見が得られ、どのように今後の防災対策に役立つのかについての議論が行われます。技術者や研究者にとって重要な知識を得るだけでなく、高校生や教育関係者にとっても、未来の災害に備えるための貴重な洞察を得る良い機会となることでしょう。
報告プログラム
報告会のプログラムは以下のようになっています。
- - 13:30 開会挨拶 - 学長 大澤 敏
- - 13:35 活動全体概要 - 学長補佐 宮里 心一
- - 13:45 空間情報を用いた震災調査 - 教授 徳永 光晴、教授 中野 一也
- - 14:05 建築物の被害調査 - 教授 西村 督、教授 山岸 邦彰
- - 14:25 寺社仏閣・伝統家屋の被害調査 - 教授 須田 達、講師 佐藤 弘美
- - 14:45 橋梁・港湾・トンネルの被害調査 - 教授 田中 泰司、准教授 花岡 大伸、教授 木村 定雄
- - 15:25 道路舗装の被害調査 - 教授 髙橋 茂樹
- - 15:35 海岸・地盤の被害調査 - 准教授 有田 守、准教授 高原 利幸
- - 15:55 仮設住宅の調査 - 教授 円井 基史、教授 竹内 申一
- - 16:10 自治体職員の心理調査 - 教授 伊丸岡 俊秀、教授 渡邊 伸行、教授 田中 吉史
- - 16:20 能登半島の復興計画 - 准教授 片桐 由希子
- - 16:30 閉会挨拶 - 学長補佐 宮里 心一
まとめ
この報告会は、鹿島学術振興財団の助成を得て行われます。参加者は、災害対策の新しい知見を持ち帰り、自身の専門分野や地域社会に活かしていく貴重な機会を得ることができるでしょう。気になる方はぜひ、参加申し込みをお忘れなく。