次世代SHEDの医療
2025-11-18 09:24:10

FRONTEOとS-Quatreが創る革新的な次世代SHEDの医療の可能性

FRONTEOとS-Quatreの共創プロジェクト



株式会社FRONTEOと株式会社S-Quatreは、次世代型ヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)を活用する新たなプロジェクトを発表しました。このプロジェクトでは、S-Quatreが開発する機能強化型SHEDを基に、FRONTEOのAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory(DDAIF)」を活用して、新たな医療適応症を探求します。

SHEDとは何か?


SHEDは、子どもの乳歯から採取される幹細胞で、従来はただ破棄されることが多かった乳歯から得られます。近年の研究によって、SHEDは従来の間葉系幹細胞やiPS細胞とは異なる新しい細胞治療のなかで注目されています。その理由は、SHEDが持つ高い増殖能力や、神経や骨の形成に寄与するタンパク質の生産能力にあります。このため、これらの幹細胞は再生医療の新たな可能性を秘めています。

プロジェクトの目的と意義


この共創プロジェクトは、FRONTEOが持つAI技術を活用して、新たな適応症を探し出すことが目指されています。S-QuatreのSQ-SHEDは、特に脳性麻痺や脊髄損傷など複数の疾患に対して高い有効性が示されていますが、このプロジェクトではさらに新たな疾患に対する適応症を広げていくことを目指しています。

S-Quatreは既に、持田製薬や名古屋大学をはじめとした多くの研究機関との連携を進めており、これまでに得られた知見を基に次世代型SHEDの開発も行っています。このプロジェクトにより、新たな治療法が識別されることで、現在の医療における未解決のニーズにも対応できると期待されています。

代表者からのコメント


プロジェクトに関与する両社の代表者からはそれぞれ期待の声が寄せられています。S-Quatreの三谷社長は、「当社で開発中の次世代SQ-SHEDが多くの疾患に対する治療薬としてのポテンシャルを持っている」とし、その可能性を高めるためにAI技術が活用されると強調しました。

一方、FRONTEOのテクノロジーについては、CSOの豊柴氏が、「AIを用いた情報の分析で、まだ知られていない新たな適応症を見出す可能性がある」と述べています。このように両社の知見を融合させることで、次世代型SQ-SHEDの効果的な適応拡大と、医療の進展が図られることが期待されます。

未来の医療へ向かって


この共創プロジェクトは、AIと生物医薬の先駆的なアプローチを組み合わせることで、次世代SHEDの治療法の開発を加速させ、患者のQOL向上に寄与することを目指しています。新たな医療技術の探索は、SHEDが持つ再生医療の可能性をさらに広げ、未来の健康への道を開くことでしょう。従来の枠を超えた協力体制が持つ力には、医療界全体を革新する大きな期待がかかっています。


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会社情報

会社名
株式会社FRONTEO
住所
東京都港区港南2-12-23明産高浜ビル
電話番号
03-5463-6344

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