日本発「おもてなし×DX」の新たな潮流
2026年1月、世界最大級のテクノロジー展示会、 CES 2026 に日本の企業、株式会社シンカが出展しました。シンカは、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を開発・販売しており、今回の展示では日本独自の「おもてなし」を基にした新しい顧客コミュニケーションのモデルを初披露しました。この展示は、単なる製品の紹介ではなく、未来の顧客体験を探索するためのコンセプトモデルとして提案されました。
「おもてなし」文化のデジタル化
シンカが展開したモデルは、日々の顧客対応の中で蓄積されるコミュニケーションデータをベースにしています。顧客認識の瞬間に必要な情報をスマートグラスを使って提示することで、顧客体験を向上させることを目指しています。この展示により、訪問者は「おもてなし」を電子的に補完することがどう可能であるかを体験しました。
展示会場では、来場者の約40%が海外からの訪問者で、多くの企業関係者が新たな技術を体感し、シンカの取り組みに強い反響を示しました。これは、技術が人々の記憶や経験を補完する力を持つことを証明した瞬間でもありました。
自動化された経営支援
シンカのコミュニケーションシステムは、電話やメール、SMS、LINEなどから収集されたデータを自動的に蓄積し、一元管理するという特長があります。これにより、企業は3,000社・6,000拠点以上で顧客コミュニケーションを効率的に行うことが可能となっています。今回のCESでは、データをただ集めるだけでなく、それをどのように実際の顧客対応に活かすかというフェーズが重要視されました。
展示のハイライトとして、特に注目されたのは「日本の察する文化」のデジタル化です。顧客の会話履歴やニーズを瞬時に分析し、適切な情報を提供するための技術は、多くの参加者から共感を呼びました。また、スマートグラスを通じて顧客を認識し、必要な情報をリアルタイムで提示するというアプローチは、新たな顧客体験の形として高く評価されました。
インタラクティブな体験を提供
展示ブースでは、来場者がスマートグラスを装着し、人を見ただけでその人に結びついた情報を瞬時に認識するというデモンストレーションが行われました。この体験は、心理的安全性を生み出す新しい技術として注目されました。参加者からは「これは実用的で面白い」という声が多く寄せられ、情報提示の迅速さや正確さに感嘆の声が上がりました。特に、前回のやり取りを忘れても安心できるという点が、多くの人に共感されたようです。
日本の技術が全球の共感を呼ぶ
シンカの代表取締役社長CEOである江尻高宏氏は「今やデータを貯めること自体は当たり前の時代。重要なのは、それを如何に現場で活かすかです」と語ります。今回のCES 2026で得たフィードバックをもとに、シンカはデータを活用した新しい顧客コミュニケーションの形を世界に発信していく方針です。
今後、シンカはこの展示での反響を糧に、国内外での実践的な体験機会を模索していくでしょう。日本発のおもてなし文化と最新のAI技術が融合した新しいビジネスの形がどのように発展していくのか、引き続き注目される展開が待たれます。
カイクラについて
「カイクラ」は、顧客との会話をクラウドで管理する次世代型コミュニケーションプラットフォームです。これにより、顧客対応の質向上や業務効率化が実現され、現在も多くの企業で活用されています。シンカはこのプラットフォームを通じて、新たな顧客経験の向上を目指しており、その活動がさらに広がることが期待されています。