YKKがServiceNowのIRMを導入し国際コンプライアンス体系を強化

YKKがServiceNowのIRMを導入してコンプライアンス監査を最適化



YKK株式会社は、ServiceNowのIRM(Integrated Risk Management)を活用して、世界規模で展開するファスニング事業のコンプライアンス監査の基盤を整備することを発表しました。この導入は、約50の国内外グループ会社からの監査データを一元管理するためのもので、監査工数を削減し、経営層へのリアルタイム報告が可能になることを目指しています。

YKKのコンプライアンス基準



同社は、2013年から「YKKグローバルコンプライアンス基準(YGCC)」を策定し、内部および外部監査を行っています。この基準は、各国の法律、業界基準、社内ルールに基づき、最も厳しいコンプライアンスを求めるものです。YKKは、社会情勢の変化に応じてこの基準を随時見直し、強化を図っています。

YGCCの運用においては、毎年の内部監査や3年ごとの外部監査を行い、その結果をコンプライアンス委員会に報告する体制が整っています。必要なデータは通常、各社の担当者が手作業で集計・管理しており、過去データとの比較も困難でした。しかし、今回のServiceNow導入により、デジタル化が図られ、従来の手間を大幅に削減することが可能となります。

課題の解決とIRN導入の意義



YKKは、以前はRPAや独自のシステム開発を検討していました。「YKKグローバルコンプライアンス基準」を見直す中で、最新の外部環境に即した方法としてServiceNowのSaaSモデルを選択しました。この決定は、透明性を高め、システムの国際基準への対応能力を強化するためのものでした。2024年11月にはこのシステムを導入し、業界標準の情報セキュリティ基準への適合も実現しました。

セルフチェックの効率化と監査工数の削減



ServiceNowの導入により、従来は手動で行っていたセルフチェックの配布・回収業務が自動化され、データの即時集計と可視化が可能となりました。監査結果や改善計画の進捗も一貫して管理できるようになり、業務の透明性が一段と高まりました。また、監査項目の見直しによってスリム化を図り、約50%の監査工数削減を見込んでいます。これにより、経営層への迅速な報告体制が整備され、効果的な業務運営が実現します。

未来の展望



今後、YKKはIRMを活用しつつ、コンプライアンス文化の浸透を目指す方針です。また、各国の法改正に対応する観点から、AI機能の活用も視野に入れています。さらに、Higg Indexの評価データをYGCC監査データと統合し、サステナビリティの推進を強化していく計画です。

YKKは、持続可能な社会を実現するために、今後もコンプライアンスの強化に努めていくことでしょう。

会社情報

会社名
ServiceNow Japan合同会社
住所
東京都港区赤坂赤坂1-12-32アーク森ビル
電話番号
03-4572-9200

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