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株式会社インフォステラは、インドのDhruva Spaceとの提携を発表しました。この提携では、Dhruva社が持つ3.8メートルのSバンドおよびXバンド地上局アンテナをインフォステラのクラウドプラットフォーム、「StellarStation」へ統合することに合意しました。このパートナーシップにより、日印の商業的なGSaaS（Ground Segment as a Service）協力が強化され、インフォステラのグローバルな地上局ネットワークも拡張される見込みです。

インフォステラは、インド政府から必要なライセンスを取得次第、この新たなアンテナを「StellarStation」に組み込む計画を進めており、これによって世界中の顧客がより高度な衛星地上セグメントサービスを利用できるようになります。具体的には、この提携が防ぐことで衛星通信の相互運用性が高まり、さまざまなミッションやサービスにおいて、よりスムーズなデータ通信が実現されると期待されています。

インドの宇宙産業は、近年の民間開放政策により急速に成長を遂げています。IN-SPACeやiDEXなど、政府主導の取り組みや国際的な商業協力の拡大により、地上局構築やGSaaSの分野での発展が加速しています。今後10年間で、インドの民間企業は200基以上の衛星を設計、打上げ、運用する計画です。

Dhruva Spaceは、地上局の構築・サービス提供を通じて顧客のニーズに応えるフルスタックの宇宙ソリューション企業として、国内外のパートナーとの連携を強化しています。特に、S、X、Kaバンドに対応する約7.4メートルのアンテナを新たにインド国内に設置予定で、今後は月面や深宇宙ミッションに適した大型アンテナの整備も視野に入れています。

Dhruva社が提供する3.8メートルのS&Xバンドアンテナは、LEO衛星の高傾斜軌道に対する高い追尾性能が特徴であり、この新しいパートナーシップはインド国内の宇宙通信の信頼性と効率性をさらに向上させるものです。この取り組みは、日印間の宇宙協力関係を商業面でも深化させ、インド太平洋地域の宇宙経済の発展や技術交流を促進することが見込まれています。

これまでに、インドと日本はチャンドラヤーン月探査ミッションやSentinel Asia構想など、数多くの宇宙ミッションで協力してきました。Dhruva社のCEO、Sanjay Nekkanti氏は、このパートナーシップを通じて「宇宙から地上まで」全てのニーズをカバーする戦略を強化し、グローバルな衛星事業者に対して包括的なソリューションを提供することができるとコメントしています。

今後、インフォステラの代表取締役、倉原直美氏も「Dhruva社との提携が商業的な日印宇宙協力における重要な節目」となると語り、StellarStationを通じて提供するサービス拡大に意欲を見せています。

この新しいパートナーシップは、インド国家宇宙促進認可センター（IN-SPACe）、インド外務省、日本内閣府が共催した「第3回日印宇宙対話」にて正式に結ばれ、多国間の宇宙協力を一層強固なものにするでしょう。これにより、両国の企業や技術の連携がさらに進むことが期待され、日本とインドの宇宙の未来を切り開く重要な一歩となります。

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