サイボウズGaroonと連携した新しいAI機能を発表！

新機能が追加されたChatSenseの魅力

株式会社ナレッジセンスが法人向けチャットGPTサービス「ChatSense」に新機能を追加しました。この新機能は、サイボウズの『Garoon』のファイル管理機能との連携により、社内データを元にしたAIを簡単に活用できる仕組みを実現します。最新のファイル情報を反映したAIを導入することで、業務効率の向上が期待できます。

新機能の開発開始

発表によると、2025年8月21日より、この新機能の開発がスタート。すでにChatSenseの「追加学習」（RAG）機能を利用している顧客から順次、新しい機能を利用できるようになる予定です。この仕組みを活用することで、GaroonのファイルをPCにダウンロードしたり、CSV出力したりする手間を省くことができます。つまり、企業は最新のファイル情報に基づいたAIで、迅速かつ正確な回答を得ることが可能になるのです。

RAG機能の利点と運用の簡便さ

RAG（Retrieval-Augmented Generation）機能は、ChatGPTが社内のデータに基づいて回答を生成できる技術です。これにより、通常のGPTではカバーできない情報にもアクセスできる利点があります。しかし、従来のRAGでは運用コストが課題でした。定期的なメンテナンスが必須で、精度を保つにはリソースが必要です。

ナレッジセンスは、この課題を解決するべく、特に日本企業のニーズに応じてGaroonとの連携を実装しました。この新機能によって、ユーザーはファイル管理をより容易に行うことができるようになります。

簡単な運用手順

この新機能を利用するにはまず、Garoonに保存されているドキュメントを数ステップでRAGの学習ソースとして指定します。GaroonからPCへのダウンロードやCSV出力が不要なため、手間がかからずスムーズに設定できます。

さらに、ChatSenseではAIが生成した回答の出所を提示する機能があります。これにより、情報の信頼性を確認しやすく、AIによる誤情報（いわゆる幻覚）を未然に防ぐことが可能です。

社内データのセキュリティ確保

社内データは、他社と共有されることなく、その企業専用に利用されます。部署ごとの権限分けも可能なので、セキュリティの観点からも安心して使用することができます。企業が抱えるデータをAIに学習させることで、業務効率が一層向上し、社内の情報共有もスムーズになります。

ChatSenseとは

ChatSenseは、ナレッジセンスが提供する法人向けのチャットGPTサービスです。業務効率を高めるだけでなく、社内の情報をしっかり保護する機能も兼ね備えています。プランは複数あり、使いやすさを考慮した設計がされています。また、今後も独自の機能を追加しつつ、企業向けに特化したサービスを展開していく方針です。

企業の生産性向上を目指す

ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するために努力しています。生成AIを活用して社員の業務効率を向上させることを目指し、法人向けの様々なサービスを提供しています。企業が抱える問題を解決するためのソリューションを多方面から提案し、クライアントの期待に応えようとしています。

このように、ChatSenseを通じて、多くの企業が今後、AIの力を借りてさらなる成長を遂げることが期待されています。新たに追加されたGaroonとの機能連携により、企業の知的活動が一層円滑に進むでしょう。