PRI in Person 2023
2023-10-03 23:12:00

責任投資の未来を考える「PRI in Person 2023」が東京で開催

講演と議論が交わされた責任投資の新時代



10月3日、東京で行われた「PRI in Person 2023」では、責任投資の未来に関する重要な議論が行われました。PRI(責任投資原則)は世界中で責任ある投資を推進している国際的な団体であり、今回のカンファレンスはアジアで再び開催されることが大きな注目を集めました。

アトキンCEOの歓迎の挨拶



カンファレンスの冒頭で、PRIのデービッド・アトキンCEOが来場者を歓迎し、アジア地域の国際的な金融センターとしての役割に触れました。東京、シンガポール、香港などの都市は責任投資に深くコミットしていること、また新興経済圏には多くの可能性があると述べました。彼はこれらの地域から学ぶことが重要であり、「自分たちが歴史の正しい位置に立っている」と参加者に感じてもらいたいと語りました。

基調講演での岸田総理のメッセージ



日本の岸田文雄内閣総理大臣も基調講演で登壇し、運用資産額90兆円に上る日本の公金7団体が責任投資原則に署名する準備が整ったことを発表しました。岸田総理は、サステナブルファイナンスを強化し、全体の市場に良い影響を与えることを目指すとし、トランジション・ファイナンスやインパクト投資の重要性を説きました。特に、公的年金を運用しているGPIFの役割に言及し、持続可能な社会の実現に向けての取り組みを強調しました。

PRIの新たなレポート発表



本カンファレンスでは、PRIが「公正な経済移行」についてのレポートを発表しました。このレポートは、投資家や政策立案者との広範な協働に基づいており、公正な経済移行を実現するための包括的な枠組みを提示しています。具体的には、経済移行がリーダーの共有の課題であること、民間資本を誘致する対策が不可欠であるとの提言がされています。また、サステナビリティの課題は国境を超えるため、国際的な協力が必要とされています。

PRI in Personの役割



「PRI in Person」は、PRIの署名機関や投資業界の専門家が情報交換し、意見を交わす場としても知られています。責任投資の最新のトレンドについてのディスカッションや、ESG(環境・社会・ガバナンス)関連の重要性についての考察が行われました。投資の領域において、持続可能性や社会課題への対応がますます注目される中、参加者たちは自身の知見を深め、新たなネットワークを築く機会を得ました。

結論



「PRI in Person 2023」の開催によって、責任投資の重要性が再確認され、参加者たちが持続可能な未来に向けての取り組みを加速させるための示唆を得る場となりました。サステナビリティに対する集団的な意識が高まる中、今後の投資の在り方がどのように変化していくのか、関心が寄せられます。このカンファレンスは、責任投資における国際的な連携の強化を推進する重要なステップと言えるでしょう。

会社情報

会社名
PRI Association
住所
25 Camperdown Street, London, E1 8DZ, UK
電話番号

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