伝統と革新の融合
日本の鎧は国際的にも評価されている美術工芸品のひとつであり、その中でも戦国時代の「当世具足」と呼ばれる高度な鎧を製作する職人は非常に限られています。そのため、伝統的な技術が失われる危機にある中、株式会社謙信の代表である榊原氏は新たな挑戦を始めました。
美術品としの鎧の複製
榊原氏の目標は、「鎧を複製し、美術品として利用可能にしたい」というものでした。初めての試みに際し、彼は鎧を1/4サイズに縮小し、受注生産での提供を行いました。しかし、一流の甲冑師が制作するため、一領の価格は約400万円となり、制作期間も大きな課題でした。
この経験を踏まえ、榊原氏は新たなアプローチを考案しました。鎧だけでなく、そこに装着された立体彫刻作品を開発することで、戦国時代の武将たちがどのように着用し、動いていたのかをよりリアルに感じられるようにしています。十数年がかりの開発を経て、遂にこの作品が一般にも販売される運びとなりました。
信長を精巧に再現した武将像
販売される『南蛮胴具足織田信長武将像』は、文献や専門家の協力を得て限りなく精巧に再現されています。高さ約45cmのこの立体像は、これまでにない精度でその構造を再現しており、すでに海外からの注文も寄せられています。このことは、日本美術に対する需要が健在であることを示しています。信長像シリーズは、今後も真田幸村など、新たなテーマでの開発が予定されています。
南蛮胴具足の特徴と歴史
南蛮胴具足とは、戦国期にポルトガルやスペインから伝来した西欧の技術を取り入れた鎧の一形態です。特に、鉄砲にも対応できる堅牢さを持つこの鎧は、限られた高ランクの武将たちのみに使用されるものでした。信長もこの南蛮胴具足を身に着けて戦いに挑んだ記録があります。
甲冑師との連携
開発に協力したのは、甲冑師の三浦公法氏です。彼は当世具足の第一人者として知られ、徳川家康から英国王ジェームス一世に贈られた甲冑の修理などでその名は知られています。三浦氏と榊原氏はともに研究を進め、信長の鎧を参考に立体像の制作を行いました。
限定制作の特別感
この織田信長武将像は、少量限定生産として提供されており、全てにシリアル番号が付されています。制作には職人による手作業が必要であり、1体の制作に30時間以上を要します。素材の異なる部分を表現するために、磨きや彩色といった緻密な仕上げ工程が必要です。技術者不足が背景にある中、中国にて高品質な生産に特化した工房を設立し、この作品を完成させました。
商品詳細とキャンペーン
- - 商品名: 『南蛮胴具足織田信長武将像』
- - 価格: 200,000円(税別)
- - サイズ: W21×D33×H45cm
- - 素材: ポリストーン、ウッドチップ、胡粉など
- - 付属品: 立札、専用化粧箱付き
現在、9月30日まで特別キャンペーンを実施中で、織田信長像専用ケースが半額で提供されています。この機会にぜひ、日本の美術工芸を体感してみてください!
会社情報
- - 会社名: 株式会社謙信
- - 代表者: 榊原雄太郎
- - 所在地: 東京都中央区日本橋本石町3-3-8 日本橋優和ビル
- - 事業内容: 美術工芸品の企画、製造、小売販売
詳細は公式サイトをご覧いただき、ぜひお問い合わせください。