ZACROSが三重事業所に新棟を竣工
2024年11月8日、ZACROS株式会社は三重事業所の新棟の竣工式を行いました。この新棟は、バイオ医薬品製造用のシングルユースバッグおよびその関連製品である「BioPhaS®」の増産を目的に建設されました。新棟の稼働は2025年度を予定しており、国内市場の需要に応える重要な役割を果たすことが期待されています。
新棟建設の背景
近年、特に抗体医薬品の需要が高まっており、それに伴いシングルユース製品の必要性も増しています。日本では、海外の製品に依存する傾向が強く、有事の際の安定供給が課題となっています。この状況を受け、ZACROSは国内生産の実績を基にBioPhaS®の生産能力を強化し、日本の医療体制の安定化に寄与する予定です。
新棟の延床面積は13,500㎡と大規模で、これにより生産能力は大幅に向上します。ZACROSは市場の急激な変化に柔軟に対応し、高品質な製品の安定供給を目指します。
竣工式の様子
竣工式には三重県名張市の関係者を招待し、代表取締役社長の下田をはじめとする44名の関係者が参加しました。式の中で下田社長が挨拶を行い、新棟の意義や今後の展望について語りました。
「BioPhaS®」とは、シングルユースバッグのカスタマイズを行うサービスで、医薬品の製造過程において極めて重要な役割を果たします。ZACROSは、この新しい拠点を活用して高品質なバイオ医薬品の生産を進め、日本国内での医療ニーズに応えていく方針です。
新棟の今後の展開
2025年度からの稼働が予定される新棟では、将来的にさらなる生産ラインの拡張も視野に入れており、医療業界の成長に貢献することが期待されています。また、製品のカスタムオーダーメイドによって、顧客の多様なニーズに応えることも重視されています。
お問い合わせ先
BioPhaS®に関心のある方は、ブランドサイト(
こちら)をご覧ください。製品やサービスの詳細について問い合わせも受け付けています。
ZACROS株式会社は、今後も医薬品製造における革新を進め、日本の医療体制の強化に努めてまいります。