安藤ハザマ、福島で環境ラベルEPDを取得
安藤ハザマが新たに取得した環境ラベルEPDは、福島県福島市に位置する東北日東工器株式会社のおおざそう工場に関するものです。この工場において、安藤ハザマはライフサイクルアセスメント(LCA)を実施し、その結果が第三者機関によって確認され、正式にEPD(Environmental Product Declaration)が発行されました。
環境ラベルの重要性
近年、持続可能な開発や脱炭素社会の実現に向けた取り組みが求められており、企業においても環境に優しい事業運営が重要視されてきています。このような中、EPDは建物がどの程度環境に配慮しているかを客観的に示す指標として注目されています。安藤ハザマの取得したEPDは、同社の専門性と努力の結晶と言えるでしょう。
ISO準拠のLCA手法
安藤ハザマのLCA手法は、ISO14040やISO14044、さらにISO21930に準拠しています。これにより、CO2や温室効果ガス(GHG)、さらには多様な環境負荷物質の評価が可能です。建築物では、エコリーフやカーボンフットプリントといった認証も取得しており、全体的な環境評価に力を入れています。今回のEPD取得を通じて、環境情報の透明性とその妥当性が国際規格に則って確認されたことは、特筆すべき成果です。
透明性の向上とステークホルダーへの配慮
取得したEPDは、SuMPO環境ラベルプログラムのウェブサイトにて公表されており、開示された環境情報は多様なステークホルダーと企業のエンゲージメントを強化する手助けとなります。また、建物所有者のサプライチェーンにおける排出量を定量的に評価できる仕組みも整備されています。これにより、企業は自社の環境負荷を把握し、さらなる改善に向けた取り組みを進めることが可能です。
今後の展望
安藤ハザマは、今後もこのような取り組みを推進していきます。建設業界全体の脱炭素化や循環型社会の実現に向けて、環境に配慮した建物の施工を実践していく方針です。これにより、環境問題への寄与を一層強化し、持続可能な未来を共有するための活動を続けていく意向を示しています。
このように、安藤ハザマが福島県において取得したEPDは、同社の環境意識の高さを象徴するものであり、今後のさらなる活動に期待が寄せられるところです。環境につながる取り組みを重視する企業として、安藤ハザマは今後も持続可能な社会の構築を担う存在として注目されることでしょう。