香り×AI研究会発足
2024-06-27 17:47:37

香り×人間情報データベース研究会発足:AIで最適な香りを予測、ビジネスチャンス拡大へ

香りの好みをAIで分析!「香り×人間情報データベース研究会」発足



NTTデータ経営研究所と一般社団法人応用脳科学コンソーシアム(CAN)は、香りの好みと人間の特性を分析・予測するAIモデルを活用する「香り×人間情報データベース研究会」を発足しました。本研究会は、参加企業が共同で香りに関するデータを収集し、既存のAIモデルに組み込むことで、新たなAIモデルを開発・活用し、社会実装を目指します。

AIモデル「香り×人モデル」でビジネスチャンスを創出



NTTデータ経営研究所は、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻生物化学研究室の東原和成教授と共に、国立研究開発法人科学技術振興機構の未来社会創造事業「香りの機能拡張によるヒューメインな社会の実現」プロジェクトに参加し、AIモデル「香り×人モデル」を開発してきました。

このAIモデルは、115種類の香料に関する107の官能評価項目と、約900人の人間特性評価項目を基に構築され、香りと人間の特性の関係性を可視化することができます。これにより、消費者の特性や認知バイアスなどを把握し、最適な香りを迅速に分析することが可能になります。

企業の共同研究でAIモデル開発を加速



本研究会では、参加企業が共同でさまざまな香料を「香り×人モデル」に組み込み、新たなAIモデルを構築することで、データベースの拡張とAIモデルの精緻化を図ります。香りのデータが蓄積されることで、AIモデルの予測精度が向上し、さまざまな企業が消費者に最適な香りを提供できるようになります。

多様な産業への応用が期待される



香りは、飲食、化粧品、日用品、化学、建築など幅広い産業で重要な役割を担っています。本研究会で開発されるAIモデルは、これらの産業において、消費者のニーズに合わせた商品開発やマーケティング戦略の立案に役立ちます。

参加企業募集開始



「香り×人間情報データベース研究会」は、6月27日から参加企業の募集を開始しました。香りのビジネスに関わる企業は、この機会に研究会に参加し、AIモデル開発に貢献することで、新たなビジネスチャンスを生み出せるかもしれません。

問い合わせ先



株式会社NTTデータ経営研究所
ニューロ・コグニティブ・イノベーションユニット
シニアコンサルタント 松崎友和
E-mail:[email protected]

一般社団法人応用脳科学コンソーシアム
事務局長 萩原一平
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-9 JA共済ビル10階
E-mail:[email protected]
Webサイト:https://www.can-neuro.org/


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