高級レザーブランドyuhakuがRECORE導入
高級レザーブランド「yuhaku(ユハク)」が、株式会社NOVASTOによるクラウド型基幹システム「RECORE(リコア)」を導入しました。これにより、従来の複雑なシステム構成を整理し、業務効率の向上を図ることを狙っています。
導入の背景
yuhakuは、実店舗とECサイトの両方でブランドを展開している中、従来のシステムにおいて様々な課題を抱えていました。タブレットPOSやECカートシステムが連携できておらず、顧客情報や在庫データが断絶。さらに、中間連携ツールが乱立し、システムコストが月額30万円以上に達していました。結果的に、顧客との接点を統一的に管理できず、業務の非効率が顕在化していました。
RECOREで実現した業務のシンプル化
RECOREの導入によって、yuhakuは業務の大幅な統合を果たすことができました。POS、在庫管理、顧客情報、ポイントプログラム、CRMが一元化され、全店舗での在庫確認が簡単になりました。特に、店舗在庫のEC併売を容易にし、会員ランク制度やポイント付与を統一して運用できる体制が整いました。
また、スタッフの使い慣れたタブレット型POSに近いUIをカスタマイズしたことで、スムーズな操作が可能となり、実店舗での実用性も強化されました。
オムニチャネルの導入効果
RECOREの導入により、yuhakuはウェブサイトと店舗間の顧客体験を統合的に提供できるようになり、BOPIS(店舗受取)やポイント連携により、顧客体験の質が向上しました。これにより、ブランドとしての価値を引き立て、一貫した接客が可能になりました。
今後の展望
yuhakuでは、今後さらにオムニチャネル戦略を深化させ、具体的には以下の取り組みを計画しています。
- - BOPISオペレーションの本格運用
- - 店舗在庫状況のEC上でのリアルタイム表示
- - 販売チャネルの拡大(国内・越境)
- - 循環型販売モデルの構築
これらの展開により、yuhakuはブランド価値を基盤にしたリテールDXを加速させる考えです。
代表のメッセージ
株式会社ユハクの代表取締役、仲垣友博氏は、「RECOREの導入は、yuhakuとしての新たな在り方を見直す機会となりました。スタッフ全員が同じ目線で顧客と向き合えるようになり、私たちの大切にしてきた価値がより鮮明になった」と語りました。
RECOREの目指すもの
RECOREは、シンプルかつ効率的なオムニチャネル運営を実現するために、ブランドの業務に応じた柔軟なカスタマイズを提供しています。これにより、ブランド企業のDXを支援し、業種を問わず次世代の小売業を目指しています。
会社概要
株式会社NOVASTOは、大阪府に本社をし、小売リユース向けのクラウド型基幹システム「RECORE」を開発・提供している企業です。RECOREは、業務効率の改善や顧客体験の向上を実現するための機能を標準搭載し、今後も多くの企業の戦略的パートナーとして進化を続けていくことでしょう。