富士の布祭り2025
2025-10-23 11:20:55

2025年も期待される布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK」の全貌と展望

「FUJI TEXTILE WEEK 2025」が切り開く新たな織物の可能性



富士吉田市にて、2025年11月22日から12月14日まで開催される「FUJI TEXTILE WEEK 2025」。このイベントは、国内外から集まった精鋭のデザイナーや建築家たちが手掛ける作品を発表し、地域の伝統的な織物技術と現代デザインの融合を図る芸術祭です。このイベントは、地域の織物産業の活性化を目的とした「KYODO PROJECT」の一環として行われます。

KYODO PROJECTの目的と背景



KYODO PROJECTは、山梨県および富士吉田市の後援を受けたプロジェクトであり、織物製造事業者とクリエイターが協力することで、地域の産業に新たな価値を創造することを目指しています。富士吉田市は、1000年以上も続く織物生産の歴史を持ち、かつての繁栄を取り戻すべく、地元の織物技術を国際的な舞台に広めることを使命としています。

プロジェクトは、地元の機屋とクリエイターがコラボレーションすることで、地元の文化と技術を保存しながらも新たな表現に挑戦しています。これにより、富士吉田の独自性を保ちつつ、国際的なデザインシーンに存在感を示すことが目標です。

過去のフランスからのコラボレーション



初年度の2023年には、オランダのデザインスタジオRaw Colorが富士吉田を訪れ、地元の機屋と協力して独自の生地を制作しました。その作品は、「FUJI TEXTILE WEEK 2023」で展示され、注目を集めました。また、2024年のデザイナーとしては、アムステルダム近郊のSTUDIO MAE ENGELGEERが参加し、関西万博の一環としてオランダ館にその作品が展示される予定です。

2025年度の展覧会



2025年も、引き続き多様なデザイナーとのコラボレーションが予定されており、特に注目されているのが、テキスタイル作家の森山茜との取り組みです。彼女は、舟久保織物とともに伝統的な「ほぐし織」の技術を用いた大型カーテン作品を制作しています。また、フランスのジュリエット・ベルトノーとのコラボでは、立体的な生地制作が進められています。

さらに、飛騨産業とのコラボレーションでは、製作した生地を用いた椅子の開発も行われており、織物と家具産業の新たな連携が期待されています。

このように、2025年の展示は、富士吉田市内のFabCafe Fujiや旧山叶で行われる予定であり、開催後は台湾での展示会も計画されています。

地域と国際の架け橋



「FUJI TEXTILE WEEK 2025」は、富士吉田の織物産業を世界に発信する重要な機会です。過去の成功事例に基づき、国内外のクリエイティブコミュニティと連携を深め、地域の技術や美しい布の価値を多くの人々に届ける目的を持っています。これにより、地域の人々と世界が繋がり、新たな文化交流が生まれることが期待されています。

地元のクリエイターたちが生み出す作品と、国内外のデザイナーたちによる革新的なデザインが融合するこのイベントに、ぜひご注目ください。今後の「KYODO PROJECT」と「FUJI TEXTILE WEEK」の展開に、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社 DOSO
住所
山梨県富士吉田市下吉田3-6-26
電話番号
0555-75-2214

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