HubSpotがChatGPTと連携し新たなCRM機能を発表

HubSpotが開発したChatGPTとの革新的なコネクター

HubSpot Japan株式会社は、CRMプラットフォームとして初のChatGPTとのコネクター「HubSpot deep research コネクター」の提供を開始しました。この新機能は、全世界で25万社以上が利用するHubSpotの顧客データを活用し、AIを通じてより深い洞察を得ることを可能にします。特に、2025年の調査では、HubSpotの顧客の75%以上がすでにChatGPTを使用していることが明らかになりました。

新コネクターの主な特徴

このコネクターにより、ユーザーはHubSpotアカウント内の顧客データを基にChatGPTに質問し、その回答を得ることができます。たとえば、マーケティング部門の担当者が最近のリードの中で最も成果が高いセグメントを見つけ出したり、営業部が戦略的な企業をセグメント化したりすることが可能です。カスタマーサクセスやサポート部門でも、非アクティブユーザーの再エンゲージメントの施策案を得るなど、多岐にわたります。

HubSpot deep research コネクターは、HubSpotアカウントの管理権限を持つユーザーがChatGPT上でそのデータソースを選択し、認証を行うことで利用が開始されます。以降、組織内の任意のユーザーが設定をオンにすることで、皆が利用可能となります。このコネクターは操作の簡便さだけでなく、回答の信頼性も重視して設計されています。

利用の要件

このコネクターは、ChatGPTの有料プランが適用されるHubSpot顧客に対して利用が可能です。特に、EU地域ではTeam、Enterprise、Eduエディション、その他の地域ではTeam、Enterprise、Pro、Plus、Eduエディションが含まれます。また、ユーザーは日本語を含む多言語で利用できるため、国際的な企業にも対応しています。

業界からの評価

OpenAIのプロダクト担当者、Nate Gonzalez氏は「HubSpot deep research コネクターにより、ユーザーはより多くのコンテキストを持つ情報を得られ、迅速に優れた洞察を得られる」とのコメントを寄せています。また、HubSpot製品・パートナーシップ担当のKaren Ng氏は、「このコネクターを通じて、企業がAIの変化を牽引することを目的としたツールの開発を続ける」と強調しました。

HubSpotについて

HubSpotは、顧客関係管理（CRM）プラットフォームを始め、マーケティング、営業、カスタマーサービスなど、企業の成長を支える製品やサービスを幅広く提供しています。インバウンドマーケティングの思想に基づき、企業が顧客との信頼関係を築き、持続的な成長を遂げる支援を行っています。

日本国内外での導入事例は豊富で、特に小規模チームでも効果的な施策を実行できることが人気の理由となっています。今後のHubSpotの進化にも、目が離せません。