隠岐ジオパーク会議 in 東京
2024-02-16 12:55:13

日本の離島が拓く観光の未来:隠岐ジオパークが東京で会議開催

日本の離島が目指す観光の未来:隠岐ジオパークが東京で会議開催



島根県隠岐諸島を舞台に、豊かな自然と地質遺産を活かした観光振興を推進する(一社)隠岐ジオパーク推進機構は、3月21日(木)に東京コンベンションホールにて、「隠岐島会議 in TOKYO 〜日本の離島が目指す観光の未来〜」を開催した。

このイベントは、隠岐ジオパークの取り組みや将来展望を広く知らしめ、観光客誘致や地域活性化を促進することを目的としている。

隠岐ジオパーク:奇跡の島が育む自然と文化



隠岐諸島は、日本海に浮かぶ4つの有人島と多数の無人島からなる。2013年にユネスコ世界ジオパークに認定された隠岐は、多様な地質資源と豊かな自然環境、そして古くからの歴史と文化を誇る。

かつてユーラシア大陸の一部だった日本列島が分離する過程で、火山活動によって誕生した隠岐は、海水面の上昇と下降を繰り返しながら、島根半島と陸続きになった時代や、完全に離島となった時代を経験してきた。この複雑な地史が、独特な自然環境と生物相を生み出した。

隠岐ジオパークは、この貴重な自然遺産を保護し、教育や観光に活用することで、持続可能な地域開発を目指している。

地域活性化に向けた取り組み:ジオパークを活用した観光戦略



「隠岐島会議 in TOKYO」では、ジオパークを活用した観光地域づくりの可能性について、専門家や関係者によるパネルディスカッションが行われた。

登壇者は、國學院大學観光まちづくり学部教授の井門隆夫氏と、(一社)隠岐ジオパーク推進機構事務局長の野邉一寛氏。井門氏は、旅行業界での豊富な経験を活かし、観光客誘致や地域活性化に向けた戦略を解説。野邉氏は、隠岐ジオパーク推進機構の取り組みや今後の展望について語った。

ジオツーリズムの未来:隠岐が示す可能性



イベントでは、ジオパークを活用した観光、いわゆる「ジオツーリズム」の重要性と可能性が強調された。隠岐は、豊かな自然環境と歴史文化を活かしたジオツーリズムを通じて、観光客に新たな発見と感動を提供し、地域経済の活性化を目指している。

隠岐ジオパークは、観光客だけでなく、地域住民にとっても、自然環境や文化遺産への理解を深める貴重な機会を提供している。ジオパーク活動を通して、地域住民は自らの地域への誇りと愛着を育み、地域の魅力を再認識する。

隠岐ジオパークの挑戦:持続可能な地域づくりへ



「隠岐島会議 in TOKYO」は、隠岐ジオパークの取り組みを広く発信する場として、重要な役割を果たした。隠岐ジオパークは、今後もジオツーリズムを推進し、観光客誘致、地域活性化、そして持続可能な地域づくりを目指していく。

この会議は、日本の離島の観光の可能性を示すとともに、地域住民と観光客が共に楽しめる、新しい観光の形を模索する貴重な機会となった。

会社情報

会社名
(一社)隠岐ジオパーク推進機構
住所
隠岐郡隠岐の島町中町目貫四61
電話番号
08512-3-1321

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