Z世代が友達のおすすめ曲を避ける理由とは？新たな音楽消費行動に迫る

Z世代の音楽消費行動に関する調査結果

株式会社RECCOOが運営するクイックリサーチサービス『サークルアップ』が発表した最新の調査では、Z世代の大学生に向けた音楽に関する意識が明らかになりました。特に、友人からのおすすめと自身で見つけた楽曲への傾向が注目される結果となりました。

友達推薦の曲への無関心

調査によると、約60%の学生が友人におすすめされた曲を聴いてもらえなかった経験を持っているとのこと。さらに、8割以上の学生は自分からは聴かなかったと回答しています。これは、多くの場合、友人からの音楽推薦が優先順位的に下位になることを示しています。

友人の発信に対する意識

友人からのおすすめに対して、学生たちの反応はやや消極的です。「気が向いたら聴く」といった反応が目立ちましたが、「あまり聴かない」や「基本的に聴かない」と回答した人はわずか8%。理由としては「好みと合わない」という回答が全体の3分の1を占めており、時間がないことも大きな要因となっているようです。

自分で見つけた音楽への積極性

対照的に、自分で発見した楽曲に対しては51%の学生が「すぐに聴く」と答え、さらに45%が「気が向いたら聴く」と行動を示しています。理由としては「良い曲かもしれない」というポジティブな感情や、「自分で見つけたものを聴きたい」という意欲が強く表れました。特に、他人からの押しつけ感が少ないため、リラックスして聴けるとの意見もありました。

アルゴリズムの重要性

興味深いことに、約80%の学生が「自分で見つけた曲の方が魅力的」と感じていることが分かりました。音楽の消費行動において、友人からの推薦よりもアルゴリズムを活用した自身の発見が主流となっている可能性があります。これは、ユーザーが自分の好みに合わせた楽曲を見つけやすい環境が整いつつあることを示しています。