西麻布に誕生する新しい風土料理のレストラン「Restaurant O」とは

新たな料理体験の場「Restaurant O」

2025年8月5日、東京・西麻布に新しくオープンするレストラン「Restaurant O」。このお店は、株式会社荻野屋が手掛け、日本の風土に根ざした新しい“風土料理（Terroir Cuisine）”を提供することを目的としています。料理とは何か、そしてレストランとは何かといった形而上的な問いを再考し、料理を通じて新しい価値観を創造していくのです。

「O」の料理を担当するのは、ミシュラン星付き店での豊富な経験を持つシェフ・澤田泰宏。彼はフレンチの技法を基に、日本の自然や文化、思想と向き合い、一皿の中に静けさと力強さを同時に表現した料理を生み出します。これはまさに、目に見えない豊かさを具現化するための挑戦と言えるでしょう。

店舗情報

「Restaurant O」は東京都港区西麻布1-1-1 エッジビルの2階に位置しており、六本木駅からアクセスも良好です。営業時間は17:00から23:00までで、カウンター席やテーブル、個室など多様な席が用意されているため、様々なシーンに対応可能です。

コースメニュー

料理はすべてコース形式で提供され、素材の背後にある土地の記憶や作り手の哲学を感じることができます。例えば、「風土 - Terroir」コースは、季節の恵みを生かした全12皿のシグネチャーコースで、価格は30,800円です。さらに、「調和 - Harmony」コースは世界の食材を融合させた最上級コースで41,800円。

そのほかに、8皿で19,800円の「陰 - Yin」コースや、同じく8皿の30,800円の「陽 - Yang」コースも用意されており、料理は季節や仕入れによって随時変わります。これにより、毎回新しい発見がある料理体験を提供しています。

料理に寄り添うペアリング

料理と共に楽しむドリンクも充実しており、オーストリアやフランスのワインを中心に、日本のワインや日本酒もご用意。シェフソムリエの大岡洋一が選び抜いたペアリングは、料理と共鳴する“余韻”を大切にしており、特に日本の風土が育んだ自然な酒を中心に展開されます。ここでは、四季折々の味わいとともに、大地の恵みを体感することができます。

経験豊富なシェフたち

最後に、この店の志をより深めるために、チームの背後には数々の伝説的なレストランの経験を持つエグゼクティブシェフとソムリエがいます。澤田シェフは、ミシュラン二つ星店「キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロ」での経験があり、日本の食文化を尊重しながら新たな料理のジャーニーを提供することを目指しています。

一方、大岡氏は料理とドリンクの調和を追求し、食の体験を豊かにする役割を担っています。