第18回「平塚らいてう賞」の受賞者決定
2024年11月1日、日本女子大学(東京都文京区)にて、第18回「平塚らいてう賞」の受賞者が発表されました。この賞は、団体や個人の優れた業績を顕彰し、女性の社会進出や地位向上を支援することを目的としています。今年は、計8件の応募があり、最終的に顕彰1件、奨励2件、特別1件が選ばれました。
受賞者一覧
- 久保田茉莉氏(日本体育大学 特任助教)
- 聶逸君氏(日本女子大学博士課程)
- - 特別: 消化器外科女性医師の活躍を応援する会(AEGIS-Women)
受賞の背景と意義
受賞者は、それぞれが取り組んだテーマや活動が評価されています。
国連NGO国内女性委員会
国連NGO国内女性委員会は、女性の権利向上を目指して活動し、特に国連総会における女性の声を届ける役割を果たしています。選考委員会は、同委員会の活動が国際的にも高く評価されているとし、今後のさらなる支援を期待しています。
久保田茉莉氏
日本体育大学の久保田氏は、性売買規制の新たな枠組みを探求するために、他国の事例を踏まえた実証的研究を行っています。特に女性の人権とジェンダー平等を重視し、今後の日本社会における性売買問題の解決策を模索しています。
聶逸君氏
聶氏は日本における女性の就業行動とその影響を研究することで、特に女性の就職後の生活安定に関する問題に取り組んでいます。彼女の研究は、女性が職を持つことで得られる生活の質の向上に寄与することを目指しています。
AEGIS-Women
消化器外科女性医師の活躍を応援する会は、医療業界での女性医師が直面するキャリアの課題をサポートするために設立されました。育児とキャリアの両立を実現するための取り組みが評価され、特別賞を受賞しました。
授賞式の概要
第18回「平塚らいてう賞」の授賞式は、2024年12月21日(土)12:30から日本女子大学目白キャンパス新泉山館で行われます。受賞者によるスピーチや、過去の受賞者による講演なども予定されており、参加者にとって有意義な時間となることが期待されます。
平塚らいてうの意義
平塚らいてうは日本女子大学の創設者であり、女性解放運動の象徴的人物です。彼女の業績は、現在も多くの人にインスピレーションを与えており、平塚らいてう賞を通じてその精神が受け継がれています。この賞の授与は、今日の社会において平等や男女共同参画を推進する重要な一歩であるといえるでしょう。
さらなる情報
詳細は、「平塚らいてう賞」のウェブサイトをご覧ください。日本女子大学は、今後も女性の社会進出をサポートし、豊かな未来を育むための教育を推進しています。