新たな新人育成法『コントレ』が目指す自律型学習の未来

株式会社リアセックは、2025年8月1日から新サービス『コントレ』を提供することを発表しました。このプログラムは、新人・若手社員の自主的な成長を支援することを目的とした実践行動型トレーニングです。従来の一斉研修に代わり、変化の激しい現代に適応できる「自律型学習者」を育成することを目指しています。

なぜ『コントレ』が必要か？

現代のビジネス環境は急速に変化しており、それと同時に新人や若手社員の価値観、学習スタイルも大きく変わっています。従来の教育手法では、業務との関連性が乏しいため、受講者の意欲を引き出すのが難しくなっています。また、OJT（On-the-Job Training）が属人的になり、指導者のスキルや時間制約によって教育の質にばらつきが生じ、とても均等な成長機会が提供されていないという問題もあります。さらには、受身の姿勢が多い新人・若手社員では、効果的な対話が困難になることも少なくなく、このような状況は早期離職や生産性の低下に直結しています。

『コントレ』の独自性

株式会社リアセックは長年にわたり大学教育の領域で培った専門的知識をもって『コントレ』を開発しました。大学での「ジェネリックスキル」の測定・育成ツール『PROG』を提供し、200万人以上の学生を支援した実績が『コントレ』の基盤となっています。

このプログラムは、主に入社1年目から5年目の新人・若手社員を対象にした6週間のトレーニングです。以下にその特徴を紹介します。

特徴1：経験学習モデルに基づく自律学習能力の向上

受講者は日常業務における具体的な経験をもとに、「省察（振り返り）」と「試行（実践）」を繰り返すことで、自ら学び方を習得し、持続的な成長を実現します。

特徴2：PROG診断を活用したパーソナライズ

事前のPROG診断を基に受講者個人の能力特性に応じたトレーニング候補を提示します。受講者が選ぶ透明なプロセスは、学習意欲を高め、自主性を育む環境を提供します。

特徴3：ピアセッションによる相互学習

仲間との週一回の振り返りセッションでは、コーチング手法を用いた内省が行われます。環境が心理的安全性を提供することで、自己認識を深め、具体的な行動変容が促進されます。

特徴4：OJTとOJLのハイブリッドアプローチ

従来のOJTの効果を最大限に引き出し、現場での訓練と学びを融合させることが、このプログラムの大きな特長です。短期的な業務遂行能力の向上だけでなく、中長期的な問題解決能力と適応力の育成も目指します。

『コントレ』がもたらす未来

『コントレ』は、受講者のコンピテンシー向上に寄与し、パフォーマンスとワークエンゲージメントの向上を図ります。強みを生かしながら学ぶというアプローチは、受講者が能動的にプログラムに参加することを促します。日々の業務の中で学びを実感することで、さらなるスキル開発と自信を築く土壌を作り出します。

株式会社リアセックは『コントレ』を通じて、「自信を持つ自由。」という企業理念を具現化し、企業の新人・若手育成の効果を高めることを目指します。変化の激しい現代社会を切り開くために、自律的に学び続ける人材の育成に貢献し続けます。