千葉大学生が描く佐倉城址の未来像
2026年2月、千葉大学工学部建築学コースの学生たちが、名城・佐倉城址を対象にした新たな都市デザインを発表します。このプロジェクトは、佐倉城址の階層的な地形や、豊かな歴史的資源を「歩く」という体験を通じて再検証し、未来の可能性を探るものです。
佐倉城址の現状と未来
土造りの名城として知られる佐倉城址は、現在、多目的な城址公園として整備され、国立歴史民俗博物館も近接しています。この地域は、様々な文化イベントが開催されることで、多くの訪問者を惹きつけています。2024年には「佐倉城下町エリアビジョン」が関連付けられ、地域は「暮らす人と訪れる人が共生する象徴的空間」と位置づけられています。
しかしながら、このビジョンの具体的なイメージや実現方法はまだ明確には示されていません。そこで、この提案では、佐倉城址がこれまで培ってきた歴史や特性を基にした、新しい視点からのアプローチを行うことを目的としています。
提案する4つの戦略
提案の中で特に注目されるのは、以下の4つの戦略です。これにより歴史的背景と環境を活用した新しい都市デザインの形が見えてきます。
1. 自然地形を活かす
佐倉城址が持つ自然地形を活かし、訪れる人々がその環境を体験できるような構想を提案します。地形の起伏を利用した散策路や観光スポットの設置が計画されています。
2. 近世城下町の構成を活かす
近世の城下町の構成とその遺構を、訪問者に楽しんでもらうための仕掛けとして活用します。歴史に触れながら、町を歩く楽しさを提供することを目指しています。
3. 近代まちづくりの遺構を活かす
近代の都市づくりの痕跡を生かし、過去と未来の架け橋となるようなデザインを提案します。訪問者がその歴史に思いを馳せられるような施設や展示をすることが期待されています。
4. 各レイヤーを歩いて読み解く
訪れる人々が、自らの足で歴史や文化を読み解く体験を通じて、佐倉城址の魅力をより深く理解できるような仕組みを提案します。各時代の要素を織り交ぜた散策ルートが考えられています。
発表会と展示会の詳細
この提案は、単なる一方的な発表ではなく、市民、行政、専門家が集い、佐倉城址の未来像を共に議論する場とすることが狙いです。発表会と展示会は以下の要領で開催されます。
日時:2026年2月21日(土)午前10時30分〜正午
場所:佐倉市立美術館4階ホール
日時:2026年2月17日(火)〜22日(日)午前10時〜午後6時(初日は正午開場)
場所:佐倉市立美術館カフェロビー
入場は無料で、事前予約は不要です。ぜひ多くの方々にご来場いただき、千葉大学生の熱意が込められた提案に触れてもらえればと思います。
取材をご希望されるメディアの方は、記載されたメールアドレスに必要事項を明記の上、取材申込を行ってください。現地取材は2月17日午前中が可能です。
このプロジェクトを通じて、佐倉城址がさらに魅力的な場所として生まれ変わることが期待されます。