小規模飲食店協会設立
2023-06-20 12:30:01
小規模飲食店環境整備協会設立 総会での活動提言と未来へのビジョン
小規模飲食店環境整備協会設立背後の目的と活動
2023年10月、一般社団法人小規模飲食店環境整備協会の設立総会が開催されました。この新しい団体は、コロナ禍における小規模飲食店の経済的不安に対応するための重要な役割を果たそうとしています。会の中で富士大臣や衆議院議員、専門家たちが登壇し、小規模飲食店に関する多様な議題が論じられました。
設立の背景
新型コロナウイルスとそれに続く経済の不安定さが、小規模飲食店の運営を脅かしています。特に、原油や原材料価格の高騰が影響しており、地域経済にとっての根幹である小規模飲食店には深刻な影響が出ています。政府が掲げる「成長と分配の好循環」の実現は、このような店舗の支援なくしては難しいとされています。
小規模飲食店は、地域の雇用を生み出し、社交の場を提供することで、経済の活性化に寄与しています。また、国内外の観光客が楽しむ文化の一端を担う重要な存在でもあります。これらの店舗が元気であることは、地域の魅力を高める要素ともなり得るのです。
設立趣旨と活動内容
小規模飲食店環境整備協会の設立趣旨は、地域経済をけん引する小規模飲食店の声を届け、彼らの経営基盤を強化することにあります。具体的には、以下のような目標を掲げています。
1. 小規模飲食店における経営基盤の強化
2. ポストコロナを見据えた支援活動
3. 適切なルール作成への参加
協会は、国内の小規模飲食店2%、約10,000店舗、64,000人がすでに参加しているとのこと。多様な飲食業種(居酒屋、バー、接待飲食店など)を網羅しており、会員同士の効率的なコミュニケーションを確保しています。
総会の模様
開催当日は、財務省や厚生労働省の関係者が来賓として出席し、協会の意義について理解を深めました。基調講演では慶應義塾大学の岸博幸教授が、「小規模飲食店を取り巻く諸課題」について講演し、街の飲食文化の重要性を再確認しました。このような取り組みを通じて、小規模飲食店が直面する課題を共有し、解決策を模索する場となったのです。
未来への展望
小規模飲食店環境整備協会は、地域のお店が笑顔で運営を続けられるよう、政府や関連団体と連携していく方針です。ポストコロナ社会の中、この協会がどのように業界の活性化を実現するか、大きな期待が寄せられています。
新たに設立されたこの団体が、飲食業界の安定と成長に寄与し、地域経済の活性化に繋がることを願う声が高まっています。今後の活動に注目です。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 小規模飲食店環境整備協会
- 住所
- 東京都港区芝大門2-11-16 YSビル2F
- 電話番号
-
03-6409-6842