小規模設計事務所j.studioのBIM活用事例
この度、応用技術株式会社が、j.studioのBIM(Building Information Modeling)による設計効率化事例を公表しました。j.studioは、兵庫県西宮市に本社を置く小規模な設計事務所であり、2018年の設立以来、わずか7年間で100棟を超える建築物の設計を手がけてきました。その背景には、Autodesk Revitと応用技術のBIM効率化ツール「BooT.one」の活用が大きく寄与しています。
j.studioの代表、落井純一氏は、オートデスクのBIMソフトウェアであるAutodesk Revitを基盤に設計業務を行なってきました。しかし、Revitだけではファミリやテンプレートの不足、実務で必要なコマンドの限界から効率的な作業が難しいと感じていたそうです。特に、手作業での数量集計や面積計算はヒューマンエラーが発生しやすく、確認や修正に時間を要する点が問題視されていました。
このような課題を解決するために導入されたのが、BooT.oneです。このアドインツールは、Autodesk Revitの操作を改善し、作業のスピードと正確性を向上させることができます。BooT.oneによって、以前は3日から4日かかっていた集計作業が、わずか3時間に短縮されるなど、顕著な効率化が実現しました。
j.studioによるBIM設計の導入により、少数精鋭の体制でも100棟以上の設計プロジェクトを手がけたことは、BIMの活用が小規模事務所においても成功することを示しています。この成功事例では、Autodesk RevitとBooT.oneの活用を通じて、設計業務の効率化が如何に実現されたのかを探ります。
BooT.oneの特長と利点
BooT.oneは、応用技術が開発したAutodesk Revitのアドインツールで、設計業務を画期的に効率化します。このツールでは、複数のコマンド入力が必要な業務をワンコマンドで実行できたり、必要なテンプレートやファミリが揃っているため、初期設定が不要となります。
直感的なインターフェースは、BIM初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されており、質の高い設計業務を支える強力なツールとなっています。
応用技術株式会社の概要
応用技術株式会社は、1984年に設立されて以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用した各種ソリューションを提供してきました。また、防災や環境に関するエンジニアリングサービスも展開し、お客様の課題を解決する「イノベーションカンパニー」として成長を遂げています。
BIM分野では、BooT.oneの開発・販売をはじめ、BIMの導入コンサルティングやトレーニングを行い、ユーザーがBIMを最大限に活用できる方法を提供しています。このように、応用技術は業界のリーダーとして、BIM技術の普及にも寄与しているのです。
お問い合わせ先
本事例についての詳細な情報は、応用技術株式会社のマーケティング戦略部までご連絡ください。
メールアドレス:
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この成功事例から学べるポイントは、小規模設計事務所でも適切なツールを活用することで、効率的かつ高品質な設計業務が実現可能であるということです。今後もBIM技術の進化に期待を寄せています。