アクア調剤薬局受賞
2019-03-12 11:22:58
名古屋のアクア調剤薬局、世界的なデザイン賞を受賞
名古屋の「アクア調剤薬局」が世界的デザイン賞を受賞
名古屋北区に位置する「アクア調剤薬局」が、2019年のインテリア/建築部門で国際的に権威のある「iF DESIGN AWARD」を受賞しました。この受賞は、デザイン業界での大きな注目を集めた出来事であり、同薬局を手がけたのは株式会社浦田孝典デザイン事務所です。この会社は、建築およびインテリアデザインを専門としており、その代表である浦田孝典氏が監修を行いました。
iFデザインアワードは66年の歴史を持つデザイン賞であり、プロダクトやコミュニケーション、パッケージ、インテリア、建築など幅広いジャンルで卓越したデザインを評価しています。今年は52の国から6,375件の応募があり、その中から選ばれた受賞者の一つにアクア調剤薬局が名を連ねたことは非常に名誉なことです。
コンセプトは「薬箱」
アクア調剤薬局は、訪れる人々にとって心地よく、安心感を与える空間となることを目指して設計されました。デザインの基本コンセプトは「薬箱」で、特に救急箱をイメージしています。この薬局の建築は四角い箱形状で、外観は非常に美しく、内部には近未来的な空間が広がっています。
外からの視線を気にせず、プライバシーを保ちつつも開放感を感じられるよう、日本の雪見障子にインスパイアされたガラス面を取り入れています。これにより、待合室と調剤室は透明感を持たせ、顧客に対する信頼感を高める狙いもあります。
機能的かつ美しいデザイン
この調剤薬局のデザインは、シンプルでありながら必要な機能をしっかりと果たしています。全ては美しく、機能的で、先進的なアプローチが施されています。医薬品を扱うスペースが快適で、病の苦しむ人々に寄り添う空間としてデザインされています。
創設者の経歴
浦田孝典氏は1974年生まれで、桑沢デザイン研究所を卒業後、吉岡徳仁デザイン事務所での経験を経て、2010年に自身のデザイン事務所を設立しました。彼は、建築やインテリアデザインのほかにもプロダクトデザインにも力を入れています。自身が手がけたブランドのひとつ、アウトドアギアブランド「sunsetclimax」も好評で、同氏のデザインスキルは多岐にわたります。
受賞歴も豊富で、ジャムコ航空機用化粧室デザインアワード特別賞や、グッドデザイン賞など多数の栄誉を持っており、今後の活躍が非常に楽しみです。
結論
アクア調剤薬局の受賞は、名古屋に新たな風をもたらし、地域住民にとっても高品質な医療空間を提供する新しいモデルケースとしての期待がかかります。この受賞を機に、さらなるローカライズされたデザインが他の施設にも波及していくことを願ってやみません。デザインが人の心を癒し、生活にあたたかさをもたらすことの重要性を再確認できる、そんな受賞となりました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社浦田孝典デザイン事務所
- 住所
- 東京都江戸川区小松川3-5-3
- 電話番号
-