愛知県大府市に新たにオープンした「大府市健康づくり総合支援施設(coconowa obu)」に、革新的な吸音モジュール「iwasemi OC-β」と、信州・木曽の小径木を再生する共創プロジェクト「NOITA」がコラボレーションした製品が導入されました。この新施設は、地域の健康促進を目指した拠点として位置付けられており、様々な世代の市民が利用できるよう設計されています。
背景と目的
大府市健康づくり総合支援施設は、市民が健康に活動するための基盤を築く中核施設です。ここでは、身体活動の支援を通じて健康な社会を実現し、さらに学びを支えるサポートも行っています。施設は、全国の大学や研究機関とも連携し、様々な知見を融合させることで、新しい価値を生み出し、健康増進を図ることを目指しています。
木の質感を生かした空間づくり
大府市は、持続可能な発展を目指し、令和5年に長野県と「水源の森林の保全・育成に関する連携協定」を結びました。これにより、木材の利用促進や市民への啓発を通じて、水源の保全に取り組んでいます。新施設では、木材の温かみを感じられる雰囲気を作り出し、全世代が快適に利用できる空間を目指しています。また、利用者が快適に会話できる音環境も考慮されており、そのために「iwasemi OC-β」の導入が決まりました。
吸音モジュール「iwasemi OC-β」の特長
この吸音モジュールは、特に人の会話の周波数帯域に重点を置いて設計されており、反響音を抑える機能が特徴です。「iwasemi OC-β」は次の三つの設計自由度があります。
1.
表装材の選択自由度:空間デザインに合わせて吸音を組み込むことができ、内装の美観を損なわずに音環境を整えます。
2.
設置仕様の選択自由度:現場条件に応じて、設置方法を選ぶことができるため、様々なスタイルに対応可能です。
3.
特化した吸音性能:特に会話音の反響を抑えることで、快適で集中しやすい空間が実現されます。
「NOITA」プロジェクトの意義
小径木を高付加価値の建材に転換する「NOITA」プロジェクトは、森林資源の価値を最大化し、持続可能な社会を実現することを目指しています。これにより、伐採された木材が無駄にされず、次世代への資源として生かされる循環の確立が期待されます。
検証データと効果
「iwasemi OC-β導入前後の残響時間測定結果は、相談室1での平均残響時間が0.79秒から0.53秒に短縮され、約32.9%の低減を実現しました。相談室2においても、0.81秒から0.51秒に短縮され、約37.0%の低減が確認されています。これにより、利用者に快適な音環境が提供されます。
結論
愛知県大府市の新施設は、地域の健康づくりをサポートするだけでなく、環境への配慮も怠らない先進的な取り組みを唸めたっています。今後も「iwasemi OC-β」と「NOITA」との連携を深め、さらなる新たな価値創造に寄与していくことでしょう。