アジア甲子園プロジェクトがマレーシア・クアラルンプールで野球クリニックを開催
一般社団法人NB.ACADEMYは、2024年12月7日と8日にマレーシアのクアラルンプールで野球クリニックを実施しました。この活動は、アジア圏における野球振興を目的とした一環として位置づけられています。
目指す国際交流と野球の発展
今回のクリニックは、当社代表の柴田章吾氏が寺内崇幸氏(元プロ野球選手、元栃木ゴールデンブレーブス監督)のお誘いを受けて実現しました。場所は、マレーシアで高い評価を受けているインターナショナルスクール「International School of Kuala Lumpur(ISKL)」からの依頼で行われ、地域の野球クラブである「KL Cubs Baseball Club」との連携が進められました。
ISKLは、幼稚園から高校まで幅広い教育を提供する文化的な学びの場であり、国際バカロレア(IB)や北米式カリキュラムを採用しています。今回のクリニックでは、基礎スキルや専門的な指導を通じて野球部の発展に寄与するための様々な練習メニューが提供されました。
さらに、マレーシアにある「Tenma Hospital Group」の協賛を受けて、地元の「ハリマオ少年少女野球クラブ」との合同練習も行われました。この取り組みは、野球を通じた国際交流を図ることが目的とされています。
アジア甲子園大会への期待
NB.ACADEMYが行うこれらの活動は、インドネシアで開催される「アジア甲子園大会」への道を開くものとされています。各地で野球の普及活動を進めるだけでなく、現地のコミュニティや企業間のネットワークを強化し、スポーツを通じた文化交流に貢献しています。
この活動の一環として、マレーシア野球連盟事務所で行われた意見交換の場では、Sazali会長から大会の趣旨や展望について共感を得ることができ、将来的な参加の可能性についても前向きな話し合いが展開されました。
さらなる展望と国際交流の促進
アジア甲子園大会は、東南アジア10カ国を起点に、「誰もが出たい、誰もが見たい野球大会」というテーマを掲げています。今後は地域のニーズに基づいたイベントを通じて、アジア全体での野球文化の発展をさらに進めていく意向です。
主催者と協賛者のコメント
ISKLのコーチ、Jeff Steuernagel氏は、「柴田さんと寺内さんは、我々の選手にとって非常に充実したトレーニングプログラムを提供してくれました」と述べ、参加者からの感謝の言葉を伝えました。また、Tenma Hospital Groupのアジア地区責任者である福岡卓斗氏は、地域の子供たちが野球を通じて仲間と繋がる場面に感動したと語ります。
元プロ野球選手の寺内崇幸氏も、今回の訪問でマレーシアの選手たちと交流し、真剣に野球に取り組む姿に新たな気づきを得たと語っており、今後の活動に期待を寄せています。
団体概要
一般社団法人NB.ACADEMYは、東京都渋谷区に本社を置き、日本の野球文化を海外に普及させることを目的として活動しています。正式には2022年8月に設立され、今後もアジア地域での野球振興に寄与していく意向です。公式ホームページには、活動の詳細や大会に関する情報が掲載されています。