宇宙へ向けた協業
2024-08-30 13:11:19

将来宇宙輸送システムと三井住友銀行が宇宙産業への新たな挑戦を開始

将来宇宙輸送システムと三井住友銀行の提携



2023年8月30日、将来宇宙輸送システム株式会社(以下、ISC)は三井住友銀行と宇宙分野における新たな経済圏の創出及び宇宙産業の発展に向けた協業に関する覚書を締結しました。この協業は、日本の宇宙産業の可能性を大きく広げる一歩となります。

将来宇宙輸送システムのビジョン



ISCは「毎日、人や貨物が届けられる世界を、宇宙でも実現する」という強いビジョンを持つスタートアップ企業です。現時点で、同社は文部科学省のSBIRフェーズ3事業に採択され、2028年3月を目標に人工衛星打ち上げ用ロケットの開発を行っています。技術面での進展だけでなく、安定した財務基盤を構築することも、今後の成長において重要な要素となります。

協業の背景



三井住友銀行は、2023年度からの新中期経営計画でスタートアップ企業の成長を推進し、新たな産業育成を重要な取り組みの一つとして掲げています。この取り組みにより、ISCは三井住友銀行のスタートアップ支援を受けることで、財務基盤を安定させると同時に、新たな宇宙経済圏の創出に向けた協力が可能となりました。

連携の具体的内容



1. 金融・非金融関連サービスの開発: 宇宙輸送事業や宇宙関連サービスの発展に必要な各種サービスを開発し、提供していく。

2. 事業化に向けた支援: ISCは再利用ロケットや有人輸送機の開発に向け、地方公共団体や学術機関とのビジネスコンソーシアムを構築し、三井住友フィナンシャルグループの広範なネットワークを活かして民間企業の新規参入および協業を支援する。

3. 民間企業の参入促進: 三井住友銀行のオープンイノベーションプラットフォーム「未来X」を活用し、ISCのビジョンやミッションを広く周知させ、認知度を高める。

代表取締役社長のコメント



ISCの代表取締役社長兼CEOである畑田康二郎氏は、「当社は創業から2年で40以上の企業や団体、研究機関と連携しています。三井住友銀行のサポートを受けることで、宇宙産業の発展に向けた開発速度を加速したい」と意気込みを語りました。

会社概要



  • - 法人名: 将来宇宙輸送システム株式会社
  • - 設立日: 2022年5月2日
  • - 本社所在地: 東京都中央区
  • - 資金調達額: 860,000,000円

将来宇宙輸送システムと三井住友銀行の協業は、宇宙産業の次なるステージへの移行を示す重要な動きです。今後、両社の取り組みがどのように展開され、宇宙への輸送がどれだけ身近なものになるのか注目です。


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会社情報

会社名
将来宇宙輸送システム株式会社(ISC)
住所
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号

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