過疎化が進む国東市におけるコミュニティバス利用促進の実証実験
大分県国東市は、近年、人口減少と高齢化が進む地域の一つです。公共交通機関であるコミュニティバスの利用者も減少傾向にあり、採算性の悪化など深刻な課題を抱えていました。
この課題解決に向け、システムエグゼは2023年10月、国東市とコミュニティバス利用促進実証事業に関する協定を締結。MaaSプラットフォームを活用した実証実験を2024年1~3月にかけて実施しました。
ポイントカードによる乗車インセンティブで利用促進
今回の実証実験では、ポイントカードを活用した乗車インセンティブの付与を実施しました。この取り組みは、住民のデジタルデバイス利用に対する関心や課題を調査する目的で行われました。
その結果、乗客の約9割がポイントカードによるインセンティブプログラムに参加しました。いくつかの路線では利用者が増加したほか、普段はコミュニティバスを利用しない住民が利用するケースも確認されました。これは、ポイントカードによるインセンティブが、新たな利用者の獲得に貢献したと考えられます。
実験結果に基づく今後の展開
システムエグゼは、今回の実証実験で得られたデータに基づき、国東市のコミュニティバスのダイヤや運行経路の見直しなどを検討していく予定です。これにより、さらなる利用促進を図り、地域住民の利便性向上を目指します。
システムエグゼのMaaSプラットフォーム
システムエグゼが提供するMaaSプラットフォームは、公共交通機関の利用促進に貢献する次世代モビリティサービスです。様々な交通手段を統合し、利用者にとって利便性の高いサービスを提供することで、地域の活性化に貢献します。
国東市の取り組み
国東市は、今回の実証実験を通して、地域課題の解決に向けた取り組みを進めています。システムエグゼと連携し、今後もコミュニティバスの利用促進に向けた活動を継続していく予定です。
まとめ
システムエグゼは、国東市におけるコミュニティバス利用促進に向けた実証実験で、一定の成果を収めました。ポイントカードによる乗車インセンティブは、新たな利用者の獲得に効果を発揮したと考えられます。今後は、実験結果に基づき、さらなる利用促進に向けた施策を検討していきます。