インフラ点検に革新
2020-04-16 11:02:38
東京パワーテクノロジーとタカハタプレシジョンが提携しインフラ点検に革新をもたらす
新たな時代のインフラ点検技術が誕生
2023年、東京パワーテクノロジー株式会社(以下、東京パワーテクノロジー)とタカハタプレシジョン株式会社(以下、タカハタ)が資本業務提携を結んだ。この提携により、両社の技術・知見を融合させ、インフラ点検の革新を目指すとのこと。
提携の背景
東京パワーテクノロジーは、発電設備の維持管理を担う企業で、長年にわたる経験を有する。一方、タカハタは、自動車や医療機器等のエンジニアリングプラスチック分野で知られ、高度な技術力を持つ。今回の提携がもたらすものは、まさに両者が持つ強みの融合だ。
具体的な取り組み
提携の焦点は、ハイボット社が開発したロボットを用いたインフラ点検サービスの導入にある。これは、火力発電所や原子力発電所、再生可能エネルギーのプラントなど、多岐にわたる電力生成施設を対象とする。両社はロボットを使って、より効率的かつ安全にインフラ点検を行うことを目指す。
具体的には、タカハタの新型3D光学センサーをハイボットの新型マニピュレータ「Float Arm」に搭載することで、高速かつ高精度な3次元データの取得が可能となる。このデータはリアルタイムで解析され、より詳細なインフラ点検が実現される。
インフラ点検の省人化・デジタル化・高度化
両社の連携により、インフラ点検作業の省人化とデジタル化が進む見込みであり、これは国際的に高まるスマートMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)ニーズにも応える狙いがある。また、ハイボットは「汚い」「危険」「きつい」といった環境での作業から人々を解放し、ロボットによって代替することで、安全で持続可能な社会を築いていこうとしている。
Float Arm の特徴
新型マニピュレータ「Float Arm」は、航空機検査や化学プラント検査での使用を想定して設計されており、十分な柔軟性と細やかな操作が可能だ。また、先端には新型3Dセンサーが取り付けられ、SLAM技術を活用して高精度の3次元データを取得することができる。
こうしたテクノロジーの応用により、何といっても点検作業の効率が著しく向上することが期待されている。業界の専門家は、このような技術革新がインフラ点検市場を大きく変えると予測している。
担当者の声
この発表に際して、東京パワーテクノロジーの取締役 佐藤正俊氏は、「パートナーとしてのハイボットの技術力に期待しています。この提携を通じて、私たちのノウハウとハイボットの先端技術を組み合わせ、安全性と効率性を向上させたインフラ点検を実現できるでしょう」とコメントしている。
同様に、タカハタの代表取締役社長 山本康雄氏も、「ハイボットとの提携は、私たちの3Dセンシング技術を活用する絶好の機会です。今後の成長が楽しみです」と語っている。
おわりに
この提携は、インフラ点検の未来を変える可能性を秘めている。日々変化する社会の中で、両社の技術がどのように活用され、発展していくのか、今後の展開に期待が寄せられる。
会社情報
- 会社名
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株式会社ハイボット
- 住所
- 東京都品川区北品川5丁目9番15号渡辺コーポレーションビル4F
- 電話番号
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